最新の牛肉のおすすめ返礼品
個人的におすすめの牛肉の返礼品をランキング形式で紹介します。気になるものがない場合は、以下の大手ふるさと納税公式サイトの人気ランキングから探してみてください。
写真は正直イマイチですが、口コミが非常に良いです。どんなに人気の返礼品でも、「不味い」「脂身ばかり」「口コミにだまされた」といった低評価の口コミはあるものです。
しかし、こちらの淡路(あわじ)ビーフは、記載時点で211件のレビューがある中、低評価が2件しかありません。
淡路ビーフとは、厳しい認定をクリアしたブランド牛です。自然豊かな淡路島で育った牛は、赤身の旨味が強いそうです。
寄附金額は7000円です。最近は1万円以下の牛肉のお礼が減っているので、手が出しやすいです。
ふるさと納税の牛肉では珍しく、冷蔵で配送されます。解凍する手間がありませんし、冷凍よりも美味しいかもしれません。
熊本のブランド牛「あか牛」の切り落としを1キロもらえる返礼品です。
あか牛は、赤身が多くて脂身が多すぎないところが特徴です。黒毛和牛の切り落としは非常に人気なお礼ですが、「脂身が多すぎる」という口コミを頻繁に見かけます。
そのような失敗を避けるためには、赤身が美味しいブランド牛もおすすめです。
熊本県人吉市は豪雨災害の被災地でもあります。美味しいお肉をもらって、応援してみてはいかがでしょうか。
九州を代表するブランド牛、佐賀牛の切り落としを1キロもらえます。私は佐賀牛が好きで何度も食べていますが、食感はやわらかく、上質な甘みがとても美味しいです。
松坂牛や近江牛など誰でも知っている有名なブランド牛は、美味しい反面、値段が高いので寄付をしても量は少ないです。一方で佐賀牛は比較的安いブランド牛になるため、こちらの返礼品に関しても2万円以下の寄付で1キロもらえます。
こちらの返礼品は、大手ふるさと納税サイト「さとふる」においてレビュー件数が最多で、「殿堂入り」の返礼品に指定されています。記載時点では3200件以上のレビューが投稿されています。
レビューが多いということは、それだけ人気ということです。評価は「4.7」と驚くほど高いです。
出品している市町村は佐賀県の嬉野市。日本でも有数の温泉街で、特に年配の方から人気を集めています。温泉の他には自然が豊かで、広大な茶畑で収穫される嬉野茶はまろやかな甘さが特徴です。嬉野市の旅館に宿泊すれば、絶品の佐賀牛すき焼きや嬉野茶を味わえることがあります。
佐賀県は遠いから気軽に旅行できない、自宅で佐賀牛を食べたいといった方は寄付をしてみてください。
ふるさと納税で2年連続第1位になった宮崎県都城市では、A4ランクの宮崎牛をなんと1.5キロも提供しています。500グラムずつ3パックに分かれているので食べやすいです。
私は実際に宮崎牛を何度か食べていますが、宮崎牛は美味しさの割には松坂牛や近江牛などブランド牛の中でも比較的安い印象があります。
そのため、ふるさと納税の返礼品で宮崎牛を選べば、他のブランド牛を選ぶよりもコスパ良く大容量食べられると思います。
⇒ 品切れのため、ランキングの順位を下げました。(2019/11/24)
⇒ 受付が再開されたので、ランキングの順位を上げました。(2019/12/13)
⇒ 宮崎県都城市が楽天ふるさと納税で「ショップ・オブ・ザ・イヤー2019 ふるさと納税賞の大賞」に選ばれました。これは、注文件数やお客様対応など複数の観点をもとに、約850の自治体からその年のNo.1を決めるものです。(2020/03/04)
鹿児島県産の黒毛和牛を2020グラム以上もらえます。なぜ2020グラムかと言いますと、かごしま国体が2020年の10月に開催されるということで、それを応援する意味が込められています。
鹿児島県は和牛の飼育頭数が日本一です。全国の和牛の品評会では、鹿児島県が誇る銘柄牛「鹿児島黒牛」が総合優勝したこともあります。
この返礼品の魅力は、そのコスパの良さです。寄付金額は記載時点で25000円です。ランキングの上位にある他の人気な黒毛和牛と比較しても、2000円から3000円ほどお得になっています。
肉の部位は、ヘルシーな赤身が特徴のモモ肉です。ふるさと納税で人気の霜降り肉ではないので、少しかたい可能性はあります。
出品しているのは「株式会社ナンチク」という会社です。鹿児島黒豚や鹿児島黒牛などを扱う肉の専門店なので、味は期待できます。
2019年楽天ふるさと納税の人気ランキングで第17位に選ばれたお礼の品です。
適度な霜降り肉なので、脂身が苦手な方でも美味しく食べられると思います。その逆で、柔らかい牛肉を食べたい場合は、別の宮崎牛とか近江牛などを選んだ方が良いです。
寄付金額は1万5千円を下回り、コスパは抜群なので、早めになくなる可能性があります。
⇒ 新型コロナウイルスによる生産者への支援として、今なら寄付金額は変わらずに粗挽きウインナー180gがセットになっています。(2020/5/2)
日本三大和牛として知られる「近江牛」の中でもA4ランク以上の牛肉です。最高ランクの銘柄牛にしては肉の量が多く、個人的におすすめのお礼です。
ふるさと納税でなければ高くて買えないような高級肉なので、大切な人と一緒に食べれば幸せな時間を過ごせるはずです。
⇒ 新型コロナウイルスの影響で近江牛の消費が落ち込んでいるそうです。良ければ応援してください。(2020/5/2)
近江牛の肩ロースを500グラムもらえる返礼品ですが、滋賀県近江八幡市のものより3千円ほど安いです。返礼品の説明ページにA4ランクといった肉質のランクが記載されていないことが少し不安なのでランクを下げています。
近江牛の定義は、滋賀県内で長く飼育された黒毛和牛です。つまり、肉質のランクは条件に含まれていないので、近江牛だからといって全てが美味しいとは限らないのです。
提供元の「近江牛のサカエ屋」の通販サイトを見ると、認定「近江牛」指定店であることが分かります。認定「近江牛」とは近江牛の中でもA4ランク以上のものを指しており、サカエ屋は認定「近江牛」を年間通じて取り扱っているお店として指定されています。
そもそも、サカエ屋はこうしたランクだけを気にするのではなく、本当に美味しい近江牛を提供することを目指しているそうです。受賞歴やメディアに掲載されたこともあるので品質は安心できると思います。
有田牛は宮崎県で完全無農薬の飼料によって育成されたブランド牛です。その有田牛を贅沢に100%使ったハンバーグが合計で10個も入っています。
過去にはふるさと納税の年間ランキングで2年連続で上位に選ばれています。
おまけの特製デミグラスソースをつけて食べたり、ハンバーガーにしても美味しいでしょう。
牛肉ではありませんが、熊本県の名物である「馬刺し」のお礼もあります。300グラムでは少ないと感じる方は、寄付金額を多くすれば最大で3キロまでもらえます。
熊本県で育てられた純国産の馬刺しは臭みもなく、適度な歯ごたえが美味しいです。低カロリーで、牛肉と違って脂身を気にせずあっさりと食べられます。口コミを見ても、「すごく美味しい」というコメントが連続しています。
返礼品の提供元である「株式会社コムセンス」の公式通販サイトを見ると、記載時点では同じものを200グラムあたり3580円で販売しています。300グラムに換算すると5370円、寄付金額に対する還元率は約45%となり、非常にお得です。
なお、上馬刺しではなく普通の赤身肉であれば、熊本県玉東町の返礼品に1万円で500グラム以上もらえるものが別にあります。
⇒ 内容は同じままに、寄付金額が13000円から12000円に値下げしました。(2019/11/24)
とろける味わいが人気の飛騨牛をわずか9000円の寄付金額で500グラムもらえる返礼品です。飛騨牛の返礼品を色々と見比べてみると、肉質のランクが記載されていなくて、口コミを見ると美味しくないというものも多いですが、岐阜県美濃加茂市の飛騨牛は最上級ランクである「A4またはA5」であることが明記されています。
寄付金額が安過ぎて逆に不安になるので順位を下げていますが、申し込みが集中しているため、実際は人気のようです。
提供元の「肉のかた山」のホームページを見ると、飛騨牛の専門店であることが分かります。また、特製のメンチカツが名物になっています。創業してから長いので、味は美味しいことが期待できます。
こちらは切り落としですが、もう少し高ければ飛騨牛のロースやサーロインなども選べます。
⇒ 注文が殺到して発送までに60日~90日かかり、返礼品の到着が遅れているにもかかわらず、レビューの数が非常に少なく、疑問点が残るので順位を下げました。(2020/3/4)
牛肉だけでは飽きてしまうという方は、牛肉と豚肉がセットになったお礼もあります。最高級の黒毛和牛ロースステーキ400グラム、鹿児島県産の黒豚ロースステーキ600グラム、さらに黒豚ロースしゃぶしゃぶ300グラムとステーキソースが全てセットになっています。
宮崎県で生まれ育った黒毛和牛の中で、肉質等級が4等級以上の宮崎牛ロースステーキを500グラムもらえる返礼品です。過去に和牛のオリンピックで3回連続で日本一を獲得しています。
⇒ 昔は評価が高かったのですが、最近は味が劣化したのか、脂が多すぎて不味いという口コミが多いので順位を下げました。(2020/3/4)
⇒ 悪い口コミが増えたためか、寄付金額が千円安くなっています。また、新型コロナウイルスによる生産者への支援として、今ならハンバーグ400グラムがセットになっています。(2020/5/3)
寄付金額が1万円の牛肉の返礼品
ふるさと納税の中でも人気のある和牛が佐賀牛です。肉の品質が高いにも関わらず、和牛にしては値段が安く、少ない寄付金額で多くの牛肉をもらえることが特徴です。様々な部位の佐賀牛を出品している佐賀県嬉野市ですが、その中でも1万円の寄付で佐賀牛を400グラムもらえるのはコスパが良いでしょう。しかも、佐賀牛の肉質は最高峰のA5ランクです。限度額が少なくてあまり寄付ができないけれど美味しい和牛を食べたい人におすすめです。
熊本県産の黒毛和牛を1万円で800グラムもらえます。切り落としタイプなので、焼肉、すき焼き、カレー、肉じゃがなど、様々な料理に使いやすいです。牛肉の切り落としは脂身ばかりだったり、不味かったりと、ハズレが多いのが実情です。こちらの返礼品は、4等級以上の黒毛和牛を使っているので、味に関しては普通よりも美味しいことが予想できます。
牛肉の返礼品を選ぶポイント
数多くある牛肉の返礼品の中から外れの少ないものを見つけるポイントは、まず最初に量が重要です。自治体によって牛肉の量は様々です。たくさんの寄付金を獲得しようと赤字ギリギリで努力しているところは、例えば1万円の寄付で黒毛和牛が1キロ以上もらえるケースもありますし、同じ額の寄付金で500グラム程度しかもらえない自治体もあります。
私は過去に佐賀県の上峰町に1万円の寄付をして九州産の黒毛和牛を1.2キロもらったことがありますが、現在はそこまでの量がもらえるケースは少ないです。総務省の通達によって寄付金額に対する牛肉の量は年々減ってきており、気になる返礼品が見つかったらなるべく早く寄付した方が損をしないです。また、コスパの良い大容量の牛肉が欲しい人は、牛肉の「切り落とし」で探すと良いでしょう。
もう一つの重要な指標は肉質です。どうせ食べるなら美味しい牛肉が良いですよね。「私は赤身が好き」というように味の好みも関係するので一概には言えませんが、基本的には以下の順で肉質のランクが高いです。
1. 銘柄牛
2. 黒毛和牛(和牛)
3. 国産牛
4. 外国産牛
一番肉質が良いのは松坂牛や近江牛などの銘柄牛です。こうした銘柄牛を名乗るためには厳正な基準を満たさないといけませんから、それだけしっかりと飼育、管理されています。例えば「肉質等級が4以上(5段階のランクがあって5が最高)」というように、銘柄牛の定義には肉質の条件がつくケースが多いので、きめ細かい上質なサシの入った牛肉を求める人は銘柄牛を選んでください。
二番目は黒毛和牛です。銘柄牛は黒毛和種(黒毛和牛)であることが多いのですが、銘柄牛を名乗る基準を満たしているのであればそちらを表記するはずです。例えば、松坂牛は黒毛和牛ですが、松阪牛を名乗るには松坂牛の生産区域内で一定期間飼育されるなどの条件を満たして認められる必要があります。そのため、「松坂牛」などの銘柄ではなく、単に「黒毛和牛」とだけ記載されている返礼品の場合には、銘柄牛の基準を満たしていない可能性があります。こうした理由から、「銘柄牛」と「黒毛和牛」であれば銘柄牛の方が良いかもしれません。
三番目は国産牛です。外国産の牛であるホルスタインは肉質等級が低いため、一般的に国産牛の方が美味しいです。しかし、海外で産まれた牛でも日本で食肉用に加工されれば国産牛を名乗れるので、「国産牛」と記載されていても元は外国産のホルスタインである可能性もあります。ふるさと納税の牛肉で単に「国産牛」と書かれている場合には、「黒毛和牛」と書かれている牛肉の方が美味しいはずです。
ちなみに、私がふるさと納税をするときは、銘柄牛か、黒毛和牛のA4またはA5ランクの牛肉がないか探します。ただし、子供が多い家族など肉質よりも肉の量を重視する方は、国産牛を探した方が量は多いと思います。
きちんと返礼品の名前や説明を読まないと勘違いするケースがあります。例えば、市町村の紹介ページでは大々的に「米沢牛」について宣伝していたのに、実は米沢牛の返礼品は寄付金が3万円以上で、それ以下のコースで扱っている牛肉は黒毛和牛や国産牛であるかもしれません。自治体のページを見て「米沢牛」に頭がいっぱいになっていると、本当は国産牛なのに「1万円で米沢牛をもらえるのか」といった感じで勘違いしてしまう可能性があります。
また、高額な牛肉を一つだけ注文するのも悪くはありませんが、いくつか組み合わせるのもおすすめです。例えば、限度額が4万円の人は、異なる都道府県の中から2万円の銘柄牛を一つと1万円の黒毛和牛を二つといった感じで、味の比較をするのは楽しいと思います。
私が過去にもらって美味しかった牛肉の返礼品
私は過去に佐賀県上峰町に1万円の寄付をして1.2キロの黒毛和牛切り落としをもらったことがあります。大容量でしかも切り落としなので味は美味しくないかもしれないと心配でしたが、実際に食べてみると程よい脂身で美味しかったです。なお、牛肉以外で私がもらったふるさと納税の返礼品は以下の記事で紹介しています。
牛肉の返礼品を選ぶ際の注意点【経験談】
ここでは、私が過去にふるさと納税をして学んだ注意点を紹介します。
人気の返礼品は届くのが遅れることがある
ふるさと納税の返礼品は、基本的にそれぞれの事業者やお店が寄付の連絡を受けて返礼品の発送を行います。予想を超えて寄付が殺到した場合などは、当然ながら返礼品の準備や発送処理が間に合わず、寄付者にとっては返礼品が届く時期が遅れることがあります。
特にふるさと納税は年間の所得が決まって限度額が分かる年末に集中するため、寄付をしてから早めに牛肉を食べたいのであれば、1月から9月くらいの閑散期に寄付をした方が良いです。
通常、返礼品の説明ページには「入金から約1ヶ月後に発送します」といった目安の時期が書かれており、配達の日付指定はできません。私が過去に佐賀県上峰町から黒毛和牛の切り落としをもらったときは、寄付してから4ヶ月以上経過して届きました。その他には、商品の発送が遅れるときに丁寧にお詫びのメールが届いた自治体もありました。
容量が多い牛肉ばかりを選ぶと食べきれない
ふるさと納税の返礼品を探すときは、私もそうでしたが、どうしてもコスパばかりを気にしてしまいます。しかし、一人暮らしや夫婦で暮らしている場合などは、大量の牛肉が自宅に届いても賞味期限以内に食べきれない可能性があります。ちなみに、私が1.2キロの黒毛和牛をもらったときは、保存期間は冷凍庫で約1ヶ月でした。
多くの人は12月頃になって限度額を計算して、焦って寄付を始めると思いますが、私の経験では12月にまとめて寄付をすると返礼品が届く時期も大体重なり、1月とか2月頃には冷凍庫がいっぱいになるかもしれません。
ふるさと納税で牛肉の返礼品を探すときは、デカ盛りのものを一つ選んだら、後は容量が少なくて高級な牛肉を選ぶか、牛肉以外のカニやお米などを選ぶのがおすすめです。デカ盛りが気に入って複数もらいたい場合には、時期をあけて寄付をすると飽きずに美味しく食べられると思います。
また、限度額が高い人は、牛肉の定期便も選択肢の一つです。ふるさと納税の定期便とは、「1月はしゃぶしゃぶ用の牛肉」、「2月はロースステーキ」という感じで、半年とか1年間にわたって毎月返礼品が届くものです。
牛肉の返礼品で有名な市町村
大阪府泉佐野市
大阪府泉佐野市はふるさと納税で非常に話題になった自治体です。「さのちょく」というふるさと納税の特設サイトを作り、楽天やふるさとチョイスなどのポータルサイトに支払う手数料を減らしていました。そして、その減らした分を返礼品に上乗せして還元率を高め、莫大な寄付金を集めていました。
2019年6月に始まったふるさと納税の新制度では総務省から寄付金控除の対象外になりましたが、その直前には返礼品に加えてAmazonギフト券がもらえるキャンペーンをSNSの広告などを活用して話題になりました。
もちろん、泉佐野市は牛肉の返礼品にも力を入れていて、例えば1万円の寄付で黒毛和牛の切り落としを2.2キロもらえるなど破格のコスパを誇っていました。ただし、味はあまり美味しくない、返礼品が届くのが遅いといった問題も一部にはありました。
佐賀県上峰町、唐津市、みやき町
佐賀県は都道府県の魅力度ランキングは最下位に近いですが、その分ふるさと納税を頑張っている自治体が多い印象です。
佐賀県には「佐賀牛」というブランド牛があり、過去にはアメリカのトランプ大統領が食べたことで話題になりました。
佐賀牛として認められるには、肉質は最高ランクの「5」または「4」である必要があり、佐賀牛にはJAグループのシールが貼られます。
この佐賀牛を武器に、佐賀県上峰町、唐津市、みやき町など多くの自治体が寄付を集めています。個人的には、牛肉のふるさと納税といえば佐賀県上峰町の印象が強く、大容量の黒毛和牛を提供していました。
宮崎県都城市
宮崎県都城市はふるさと納税の自治体への寄付金額が全国でトップ3に入った自治体です。過去には全ての市町村の中で日本一になったこともあります。畜産が盛んな地域で、牛肉、豚肉、鶏肉などの返礼品が寄付の目玉になっています。
過去には高額な返礼品を提供していましたが、ふるさと納税の新制度がスタートするにあたって還元率の見直しをはかり、総務省からはふるさと納税の「対象」として認められました。
A5ランクの宮崎牛の切り落としや都城産黒毛和牛など、肉の美味しさもコスパも期待できる返礼品が多く、牛肉の返礼品を狙っている方には注目の自治体です。
過去におすすめしていた牛肉の返礼品
過去にランキングに掲載したが、その後に評価を下げた返礼品を参考に残しておきます。
現時点では2019年10月15日までの期間限定の返礼品になっていますが、佐賀県玄海町から最高級の佐賀牛500グラムが1万円でもらえます。以前、500グラムの佐賀牛をお世話になっている人にプレゼントしたことがありますが、そのときの価格は税込みで4500円でした。佐賀牛は普通に買えばそれくらいの値段がするものです。期間限定、数量限定になっているので、気になる方はお早めに寄付をしてください。
⇒ 内容は良かったのですが、販売期間を過ぎて売り切れになっているため。
佐賀産和牛の切り落とし1キロを1万円でもらえる返礼品です。期間限定と記載されていますが、具体的にいつまでと書かれていません。佐賀県上峰町は、2019年9月まではふるさと納税の対象に指定されていますが、10月以降も継続されるかは現在審査をしています。そのため、もしかしたらこの返礼品は9月末までの販売かもしれません。注意すべきことは、佐賀産和牛なので佐賀牛ではありません。一般的には佐賀牛の方が美味しいです。佐賀産和牛は佐賀県の黒毛和牛のことであり、そのうちの質の高いものが佐賀牛として認定されます。それでも和牛なので外国産や国産の牛肉と比べれば断然美味しいはずです。和牛をお腹いっぱい食べたいという方におすすめの牛肉切り落としです。
⇒ コスパが良いことは確かですが、脂身やすじが多くて食べるところが少ないという口コミがあるので評価を下げます。
和牛の中でも最高クラスの美味しさを誇り、数々の和牛の品評会で日本一を受賞している宮崎牛のステーキです。1万円の寄付で宮崎牛を400グラムもらえます。ふるさと納税では珍しく、程よい噛み応えがある赤身のステーキなので、脂身が多すぎて胃もたれする心配は少ないです。美味しい牛肉は霜降りだけではないです。和牛の赤身の魅力を体感したい人におすすめの返礼品です。
⇒ 1万円の寄付で400グラムもらえたところ、1万3千円に値上げしてお得感が減ったため、評価を下げています。
新型コロナウイルスの影響で、松阪牛の需要が激減しているそうです。
こちらは松坂牛の生産者を応援するための期間限定の返礼品で、松阪牛の肥育農家を支援するために寄付金が使われます。
寄附金額は記載時点で1万円です。小間切れとはいえ、1万円で1キロの松阪牛をもらえるのは破格だと思います。これだけコスパが良いことは、今後ないかもしれません。
注意点は、まだ新しい返礼品なので口コミがないことです。気になる方は挑戦してみてください。
⇒ 新型コロナウイルスの緊急支援として行われたため、販売終了になっています。(2020/9/10)
神戸牛、近江牛または米沢牛と共に「日本三大和牛」に数えられる松坂牛の返礼品です。三重県産の松坂牛を1万円の寄付で300グラムもらえます。
松坂牛は肉のブランドの中では最高峰ですが、その分値段が高いため、ふるさと納税で松坂牛を探すと5万円以上することも珍しくはありません。正直、収入が多くて寄付できる限度額が高い人を除き、そのような返礼品は不味かったときのリスクが大きいので避けた方が良いと思います。
その点、こちらの返礼品は1万円の寄付でもらえるのでコスパは良く、リスクも少ないです。
松坂牛を今まで食べたことがないから初挑戦してみたいという使い方もできます。ただし、コスパが良いと言っても他の和牛と比べると量は少ないです。そのため、自分へのご褒美や誰かへのプレゼントに選ぶのがおすすめです。
⇒ 品切れのため、ランキングから除外しました。(2020/9/10)
期間限定キャンペーン中のお得過ぎる返礼品です。信州平谷牛の切り落としが、1キロもらえます。
安くて大容量の黒毛和牛を探している方におすすめです。
⇒ 期間限定キャンペーンが終了して牛肉の量が500グラム減ったため、評価を下げました。(2020/9/10)
わずか1万円の寄付で、九州産の黒毛和牛がなんと1.2キロも届きます。「黒毛和牛」で他の自治体の返礼品を検索すれば、同じく1万円の寄付で500グラム以下の量しか含まれていないことも珍しくありません。その2倍以上の量があるので、牛肉の返礼品の中ではコスパが最強と言えます。冷凍の切落しで処理されているので、定番の焼肉だけではなく、野菜炒めや焼きそばなどの料理と合わせて様々な用途に使えそうです。普段は値段を気にしてスーパーで黒毛和牛を買うのをためらっている人も、この機会に是非選んでみてください。
ただし注意点としては、「九州産の黒毛和牛」と表記されているだけで、佐賀牛ではありません。返礼品の説明を読んでも「佐賀はもちろん、九州各地から目利きした」と記載されています。佐賀牛とは、佐賀県で飼育された肉質等級が「4」か「5」の黒毛和牛です。同じ佐賀県上峰町の返礼品の中には、1万円の寄付で「佐賀牛の切り落とし500g」という品も存在します。黒毛和牛なので外国産の肉と比較すれば断然美味しいと思いますが、ブランド牛ではないとなると、肉質等級は3以下の可能性もあります。それなりに美味しいお肉を大量に欲しいという人には最高の返礼品と言えます。
佐賀県上峰町は人口が1万人以下の小さな町ですが、ふるさと納税には非常に力を入れている自治体で、2015年には寄付金額が21億円を突破しています。自前でふるさと納税の特設サイトを持っているなど、寄付金の獲得に時間も予算もかけています。苦情やクレームが発生しないように、返礼品の質に関してもきちんとチェックをしていると思うので、後悔するような品は少ないと思います。また、小学生のオンライン英会話授業など、集まった寄付金の使い道も魅力的です。
山形牛の切り落としが1.2キロも入った返礼品です。部位は、モモ、カタ、バラのセットになっています。一応すき焼き用として大き目のカットがされていますが、もちろんその他の調理法にも使用できます。注目すべきポイントは、単なる黒毛和牛ではなく、「山形牛」であるということです。
山形牛とは、山形県内において長く飼育された黒毛和牛で、肉質等級が「3」以上の牛肉を呼びます。黒毛和牛の歩留等級は「A」であることが多いので、牛肉のランクとしてはA3からA5のいずれかである可能性が高いです。肉質等級は霜降りの度合いに依存するため、日本人好みするようなとろけるような甘さを味わうことができます。ただし、販売数量と時期に制限があるため、年末までに売り切れてしまう可能性が高いです。
山形県西川町は、人口が6千人弱で高齢化率が40%近くある過疎地域です。財源を国からの地方交付税に依存している割合が高いので、このような魅力的な返礼品を開発する努力をして、寄付金が集まるといいですね。
全国的にも美味しいことで知られる飛騨牛のサーロインステーキが贅沢に入った返礼品です。肉の量は、一つあたり約180グラムで3枚入っているので、合計すると540グラムになります。牛肉のランクは、基本的には最高ランクの「A5」になっているので、上質できめ細やかな霜降りを求めるお肉マニアの方でも満足できるような品になっています。
ただし、肉質は最高レベルなのですが、その代わりに寄付金額は3万円とやや高めです。高額なお肉だけを一点に絞って注文するのも悪くはありませんが、できればお米やカニなども色々と食べてほしいです。限度額が6万円くらいあれば、飛騨牛のサーロインステーキに3万円を寄付しても、残り3万円でいくつか選ぶことができます。限度額が6万円になるのは、年収に換算すると約600万円です。これくらいの収入がある人は、最高級の飛騨牛に挑戦してみてください。
あとは、高級な牛肉を選ぶ場合には、料理ができることが前提になります。寄付金額の少ない牛肉であればフライパンで焦げてしまってもそんなに問題はありませんが、飛騨牛を焼き過ぎてしまったときにはショックが大きいでしょう。岐阜県川辺町の他の返礼品としては、サーロインステーキだけではなく、しゃぶしゃぶ用やすき焼き用の飛騨牛もあります。好みに合わせて選んでみてください。
北海道の銘柄牛である「十勝牛」のハンバーグが、1万円の寄付でなんと合計2キロも入っています。全部で10個のハンバーグが含まれているので、例えば夫婦で食事をする場合には5日間も楽しむことができます。切り落としの肉と違って毎回調理法を考える必要がないので、ただ焼いて味付けをするだけで簡単に食べられることも魅力の一つです。
十勝牛はブランド牛と言っても和牛ではありません。十勝で飼育される牛は、ホルスタイン種と黒毛和種を掛け合わせた交雑牛が大部分です。純粋な黒毛和牛と比較するとサシの量に関しては劣りますが、丁度良く脂がのっていて、旨みの強いジューシーなハンバーグに仕上がっています。
北海道幕別町は人口が3万人近くありますが、全国の地方と同じで高齢化は進んでおり、地方交付税の割合も高いです。台風の影響で農地や住宅が浸水するという被害を受けており、現在のところ緊急支援の対象になっている自治体です。
久光精肉店という黒毛和牛の専門店が出荷する焼肉用の近江牛が大量に入った返礼品になります。近江牛は霜降りの度合いが高くてとろけるような舌触りが特徴的です。また、神戸ビーフと松阪牛と共に、「日本三大和牛」にも認定されています。塩などのシンプルな味付けで、肉の旨みを存分に味わってほしいです。
近江牛の定義には肉質等級の制限はありませんが、返礼品の説明に「近江牛の最上級品」という記載があるので美味しいことは間違いないでしょう。滋賀県の他の市町村でも近江牛の返礼品はありますが、2万円のふるさと納税で650グラムとかなので、ここの還元率は高いです。
予想を超えて寄付が殺到しており、発送が遅れるほど人気の返礼品です。寄付金の「選べる使い道」が抽象的な点がマイナスポイントですが、返礼品自体はおすすめできます。