【ランキング】実際に行った長崎県の人気観光スポット19選

実際に行った長崎県の観光スポット

長崎県が好きでこれまで何度も旅行に行きました。この記事では、私が実際に訪れた長崎の観光スポットをランキングで紹介しています。良いところも悪いところも正直に書いており、全て私が撮影した写真を掲載しているので、長崎のどこに旅行をしようか考えるときの参考にしてください。

目次

1位 グラバー園

おすすめ
長崎に旅行をしたらぜひ立ち寄ってほしい観光地。伝統的な洋風建築に美しい眺望、写真映えするものが多くあります。

グラバー園

世界遺産に登録され、長崎県を代表する観光スポットになったグラバー園。国指定重要文化財に指定されている旧グラバー住宅、旧オルト住宅、旧リンガー住宅をはじめとして、全部で9棟の洋風伝統建造物を見学できます。建物を外から眺めるだけではなく、内部にも展示がたくさんあって楽しめます。

グラバー園

グラバー園は高台にあるため、エレベーターを使って行きます。そのため、周囲の眺めが良く、長崎港などを見渡せます。美しい洋風建築、西洋の料理や家具などの展示、長崎港を見下ろす景色といったように、写真映えするものが多くあり、写真撮影が好きな人にもおすすめの観光スポットです。個人的にはグラバー園に2回行くほど好きな場所です。

グラバー園の自由亭

グラバー園には、1878年に建てられた日本で初めての西洋料理レストラン「自由亭」が移築されています。現在はコーヒーやカステラなどを提供する喫茶店として使われています。

ちなみに、グラバー園には見つけると恋の願いが叶うというハートストーンがあります。子供だましでいかにも観光地らしい仕掛けですが、実際に探してみると意外に楽しかったりしました。グラバー園については以下の記事に詳しく書いています。

2位 長崎原爆資料館・平和公園

おすすめ
長崎原爆資料館、爆心地公園、平和公園が徒歩圏内にあり、見るものが多いです。戦争の悲惨さを学び、改めて平和に感謝できる場所です。人生で一度は行った方が良いです。

長崎原爆資料館

長崎県は、第二次世界大戦末期の1945年8月9日に原爆が投下されました。原爆の被害の様子や核兵器のない世界への取り組みなどについて解説・展示する施設が、長崎原爆資料館です。

長崎原爆資料館の浦上天主堂

上の写真は、被爆した浦上天主堂の側壁を再現しています。

長崎原爆資料館の長崎型原爆「ファットマン」の模型

こちらは、長崎型原爆「ファットマン」の模型です。中央にプルトニウム、その周囲に爆薬が含まれています。このように、知識がなくても分かりやすい展示が多く、勉強になります。

爆心地公園

長崎原爆資料館から平和公園までは徒歩で10分ほどなので、長崎原爆資料館を見たら平和公園に向かいましょう。そのとき、「爆心地公園」を通って行くのがおすすめです。ここは原爆の落下中心地で、この真上で原爆が爆発しました。

長崎平和公園

こちらが平和公園です。広くて綺麗に整備されています。様々な像があり、それらを眺めながら平和な時代に感謝します。

長崎平和公園の平和祈念像

有名な「平和祈念像」です。高さは9.7メートルもあり、近くで見ると大きいです。右手は原爆の脅威を表し、左手は平和への祈りが込められています。

長崎平和公園の平和の泉

こちらは「平和の泉」です。のどが渇いて水を探し求めた少女の悲惨な言葉が刻まれています。

長崎平和公園の防空壕の跡地

とても珍しい防空壕の跡地が保存されていました。

浦上天主堂

爆心地から近く、原爆によって建物のほとんどが大破した「浦上天主堂」です。平和公園から近いので時間がある人は行ってみてください。

3位 稲佐山

おすすめ
息をのむほど美しい夜景が広がります。ただし、稲佐山の展望台まではロープウェイを使う必要があるので、少し行きにくいのが難点です。稲佐山のホテルに宿泊して、部屋や露天風呂から夜景を見るのがおすすめ。

稲佐山の夜景

稲佐山の夜景は、世界新三大夜景と日本新三大夜景の両方に選ばれています。稲佐山の山頂までは有料のロープウェイを使って行くことができて、山頂の展望台からは1000万ドルの夜景と評価される絶景を眺められます。

難点は、夜景なので夜遅い時間にロープウェイを往復し、そこからホテルまで帰らなければいけないことです。ホテルまでは自力で帰るか、市内のホテルとロープウェイ乗り場を巡回している事前予約制のバスもあります。ただし、夕食をホテルで食べる場合など、稲佐山に行くのはスケジュール的に厳しいこともあります。

そこでおすすめするのは、稲佐山にあるホテルに宿泊することです。稲佐山のホテルに泊まれば、わざわざロープウェイを使わなくても、ホテルの部屋から同じ夜景を好きな時に好きなだけ楽しめます。

私が過去に2回泊まったことがあるのは「大江戸温泉物語 長崎ホテル清風」です。上の写真は実際にホテルの夜景確約の部屋から撮影したものですが、とても綺麗でした。しかも、展望露天風呂からは、稲佐山温泉に入りながら長崎県の夜景を一望できます。また、バイキングの種類が多く、刺身やステーキ、デザートにはハーゲンダッツの食べ放題もありました。個人的には、柔らかい肉がたくさん入っているビーフシチューと、朝食で刺身がのせ放題になるのっけ丼が好きでした。

4位 九十九島

おすすめ
晴れていれば絶景を見られます。爽快なクルージングは楽しいし、時間があれば水族館や動植物園も楽しめます。

九十九島

九十九島(くじゅうくしま)は、長崎県佐世保市に広がる208の島々です。人の手が加わっていない雄大な自然の景色が観光客に人気です。

九十九島の遊覧船

「九十九島パールシーリゾート」という施設から遊覧船に乗って九十九島のクルージングができます。面白い形をした島々や、美しい空と海、満足度の高い時間を過ごせました。

九十九島の海きらら

また、近くには「海きらら」という水族館と「森きらら」という動植物園があり、クルージングと一緒に楽しめます。

5位 軍艦島

おすすめ
軍艦島の歴史や当時の生活を学べるガイドの説明が素晴らしい。日常では見られない光景が多く、写真好きの方にもおすすめ。ただし、天候、船酔いとの戦いです。

軍艦島

海底に浮かぶ「端島(はしま)」という炭坑の島です。島の外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれています。2015年には世界遺産に登録されました。

軍艦島クルーズ

軍艦島に行くためには、軍艦島クルーズを利用します。ただし、天候によっては出航しなかったり、出航はしても軍艦島には上陸できないことがあります。例えば私が利用した「やまさ海運」というクルーズ会社の場合、軍艦島に上陸できないときは「軍艦島周遊コース」に変わり、軍艦島を外から眺めることになります。

軍艦島上陸

軍艦島の良さは、外から軍艦の形を眺めることも良いですが、上陸して島の歴史を見て聞いて感じるのが一番楽しいところだと思います。そのため、せっかくクルーズ料金を支払って軍艦島に行ったのに上陸できないのは残念な気持ちが大きいと思います。

長崎港ターミナル

軍艦島クルーズの乗り場は「長崎港ターミナル」です。ここで軍艦島のチケットを購入して、船に乗り込みます。

長崎港

軍艦島までの船の所要時間は約30分。軍艦島に到着するまでにも船内では音声ガイドがあり、珍しい造船の様子などを眺められます。天気が良ければ船内の時間も楽しめますが、天気が悪くて波が激しい場合は地獄の時間になります。私が乗ったやまさ海運の船は、クルーズ会社の中では比較的大型で、波には強い方です。天気は晴れており、しかも酔い止めの薬も飲んでいたので、気分が悪くなることはありませんでした。周囲の人でも気分が悪い人は見かけませんでした。

軍艦島上陸

上陸してからはガイドの案内に従って行動します。島全体が廃墟になった不思議な光景と、実際に軍艦島に住んでいた方の生の声に、一気に引き込まれます。

長崎出島ワーフ

ちなみに、軍艦島クルーズに乗り降りする長崎港ターミナルのすぐ近くには「長崎出島ワーフ」という商業施設があり、海鮮丼やイタリアン料理など食事には困りません。

6位 出島

おすすめ
見るところが多くて歴史の勉強になります。歴史や勉強が嫌いな人は楽しめませんが、そうでなければ子供から大人まで幅広い世代の方に行く価値はあると思います。

出島

出島は、鎖国が行われていた江戸時代に、日本で唯一外国との貿易を許されていた人口の島です。明治以降の埋め立てによって当時の姿は失われてしまいましたが、現在は復元作業が行われており、その一部を見学できます。

出島

既に20以上の建物が復元されており、出島に滞在して貿易を行うオランダの商館員が生活する建物や出島の輸入品を保管する蔵など、復元された部屋や展示などを見学できます。

出島の商館員の食事

出島の商館員は大広間に集まってみんなで食事をする習慣があり、上の写真はクリスマスを祝った様子を再現しています。

ミニ出島

こちらは、1820年頃の出島の様子を15分の1のサイズで再現した「ミニ出島」です。

出島の展示

あまり期待せずに出島に行きましたが、予想外に展示が多くて、じっくりと全て見ようと思えば2時間くらいの所要時間がかかります。

出島の解説をするビデオ

上の建物では、出島について解説する10分くらいの映像が上映されていました。歴史について詳しくない人にとっては勉強になることが多く、出島は学生にもおすすめの観光スポットです。

7位 ハウステンボス

おすすめ
とにかくお金がかかるが、そこを気にしなければ朝から夜まで1日楽しめるテーマパーク。

ハウステンボス

ハウステンボスは長崎県にあるテーマパークです。様々なアトラクション、美しい景観と花、季節のイベント、世界各国のレストラン、直営のホテルなど、全てが一体になった総合施設です。入場のパスポートや直営ホテルの宿泊代はかなり高いですが、それだけ満足度は高いです。ディズニーランドもユニバーサルスタジオジャパンも行ったことがありますが、それらとは違った良さがあります。比べるようであれば楽しめないと思うので、最初から行かない方が良いです。

ハウステンボス

アトラクションは年々内容が充実しており、1日で全てを遊ぶのは難しいほどです。また、チューリップやバラ、アジサイなど四季の花が咲き、開花本数は国内でも最大規模を誇ります。このように、子供から大人まで、体をアクティブに動かすのが好きな人も静かに花や景観を楽しむ人も、幅広い人におすすめの観光スポットです。

ハウステンボスのアトラクション

アトラクションは、ホラー、ミュージカル、博物館というように、幅広いジャンルがあります。最近ではVRを使ったゲームが増えています。上の写真は、チョコをテーマにした「ショコラ伯爵の館」です。

ハウステンボスの食事

レストランは、和食、洋食、イタリアン、フランス料理、韓国料理など、世界各国のお店があります。私は佐世保バーガーのお店とイタリアンのお店に行きました。もちろん、安くはありませんが、美味しかったです。

ハウステンボスのイルミネーション

ハウステンボスは夜まで楽しめます。夜は敷地内がイルミネーションで彩られ、とても美しい景色が広がります。プロジェクションマッピングも規模が桁違いなので、ぜひ夜まで滞在して見てほしいです。

8位 長崎孔子廟

おすすめ
中国風の建物はもちろん、博物館が意外にも見応えがあって楽しい。博物館が好きな人におすすめです。

長崎孔子廟

孔子廟(こうしびょう)とは、儒教の開祖である孔子を祀っている建物です。長崎孔子廟は日本で唯一の本格的な中国様式の孔子廟です。正面に写っているのは、孔子廟の正殿である「大成殿(たいせいでん)」です。

長崎孔子廟の儀門

上の写真は、長崎孔子廟の正門となる「儀門(ぎもん)」です。この他にも中国風の建物や彫刻がたくさんあり、見ていて面白いです。

長崎孔子廟の72賢人

孔子の弟子である「72賢人」の等身大の石像がずらりと並んでいます。

大成殿の奥には3階建ての建物があります。撮影禁止なので写真は掲載できませんが、3階フロアが「長崎孔子廟史料館」、2階フロアが「中国歴代博物館」、1階フロアが売店です。中国歴代博物館には北京故宮博物院をはじめとする中国の博物館が所蔵する貴重なものを集めて展示しています。

長崎孔子廟は、この史料館と博物館がなければ微妙な観光スポットです。史料館と博物館は展示が多くて、解説もあって楽しめます。

9位 新地中華街

おすすめ
中華街としては規模は小さく、魅力は少なめ。近くの出島とセットで行くのがおすすめです。

長崎新地中華街

新地中華街は、横浜、神戸と共に日本三大中華街に数えられる長崎の中華街です。お土産屋や中国料理店、食べ歩きの角煮まんなど、約40店舗のお店が立ち並びます。約1万5千個の中国ランタンで夜を彩る「ランタンフェスティバル」というイベントが有名で、毎年大勢の観光客が訪れます。

長崎路面電車

アクセスは長崎駅から路面電車に乗り、約6分の新地中華街駅で下車、そこから徒歩で2分ほどです。長崎駅から徒歩では約20分で、私はいつも徒歩で行っています。

長崎新地中華街

私は横浜の中華街に何度も行ったことがありますが、そこと比べると新地中華街は狭くて店の数は少ないです。道幅が狭いためか、とても混雑している印象を受けます。他の中華街を知っている人からすればあまり魅力を感じないので、わざわざ新地中華街だけを目指すのはおすすめしません。徒歩ですぐの場所に出島があるので、出島を観光した後のランチというようにセットで行くのが良いと思います。

皇上皇の皿うどん

美味しい中華料理だけなら新地中華街まで行かずに長崎駅の近くにもあります。例えば、長崎駅前のアミュプラザにある中国・台湾料理店「皇上皇」の太麺皿うどんは絶品です。

江山楼の特上ちゃんぽん

私は新地中華街の「江山楼」という中華料理店に食べに行きました。本店の目の前に新館があります。両方とも行きましたが、本店の方が少し混んでいるかなという感じです。中華街の中でも人気店なのでいつも混んでいます。私が行ったときは10分待ちくらいでした。店内は混雑しており、あまりゆっくり食べられる雰囲気ではありません。注文したのは上の写真の特上ちゃんぽんです。口コミでは悪い感想も多いですが、個人的にはとても美味しくて、2回食べに行ったほどです。

10位 海上自衛隊佐世保史料館

おすすめ
無料で海軍や海上自衛隊、戦争に関する様々な展示を見学できます。マニアにはたまらない観光スポットです。

海上自衛隊佐世保史料館

海軍や海上自衛隊について解説する7階建ての資料館です。まずはエレベーターで7階に上がり、映像ホールで海上自衛隊の活動に関するビデオを見ます。その後は、各階の展示を見学しながら階段を下りていきます。戦争の資料や海上自衛隊の歴史など、模型やパネル、映像などを使いながら分かりやすく学べます。無料とは思えないほど本当に様々な展示があり、特に興味があるわけではなかったのですが、じっくりと見ていたら結局2時間近く滞在していました。観光客は少なく、ほとんど貸し切り状態でした。展示の写真撮影ができなかったのは残念です。

11位 島原城

おすすめ
石垣の上にそびえ立つ白い天守閣。お城や歴史が好きな人におすすめ。

島原城

島原城は長い年月をかけて1620年に築城されました。現在は復元されて、館内はキリシタンの歴史や郷土史料などを展示する資料館、最上階は展望所になっています。白い五層の天守閣、それを囲う堀と石垣が素晴らしく、写真映えします。武家屋敷と鯉の泳ぐまちが徒歩圏内にあるので、あわせて行くと満足度が高いと思います。

12位 長崎水辺の森公園

おすすめ
自然が豊かで天気が良ければ非常に美しい景色が広がります。旅行の合間に立ち寄って、港を眺めながら休憩したり、軽く散歩をするのもおすすめ。

長崎水辺の森公園

長崎港に面した公園です。出島や新地中華街などの観光スポットに近く、長崎県美術館が側にあります。私は長崎駅から20分くらい歩いて行きました。

長崎水辺の森公園の運河

広い敷地の中には緑の木々と運河があり、逆にいえばそれくらいしかありません。しかし、それが良いところです。静かで人は少なく、散歩やジョギングなどに最適な場所です。近くの出島も新地中華街も観光客ばかりで人混みに疲れるので、その後に水辺の森公園に立ち寄って自然に癒されても良いでしょう。

長崎水辺の森公園の船

港には恐ろしく巨大な船が停泊していました。このような船をときどき見かけるのは長崎らしいです。

13位 武家屋敷

おすすめ
武家屋敷や昔ながらの町並みが残される貴重な場所。興味のありなしが分かれる観光スポットで、特に子供は楽しめないでしょう。

島原の武家屋敷

島原城を築いたときに、上級武士は城に、下級武士を武家屋敷に住まわせました。鉄砲の筒のように隣の屋敷との境界の塀がないため、この地域は「鉄砲町」と呼ばれていました。中央に設置された水路は飲用水として使用され、水奉行を置いて大切に管理されていました。武家屋敷の通りには石垣が長く続き、江戸時代の姿が現在も残されています。

島原の武家屋敷の山本邸

山本邸、篠塚邸、鳥田邸といった武家屋敷は無料で内部が公開されています。屋根はわら葺きで、昔ながらの建物は風情があります。

島原の武家屋敷

武家屋敷の中は靴を脱いで入れます。小さい畳の部屋や台所などがありますが、解説は少ないです。

14位 眼鏡橋

おすすめ
日本三名橋に数えられる美しい石橋。風情があって周辺は散歩にぴったりですが、観光地としてはあまりすることがありません。

長崎の眼鏡橋

長崎県の中島川には、魚市橋、袋橋、常盤橋など様々な石橋がかかっており、そのうちの一つが眼鏡橋です。石橋の下が二つの半円で、水面に反射すると眼鏡のような形になります。私が行ったときは、上の写真で川に置かれた手前の石段に立ち、眼鏡橋を背景に自撮りしている学生がいました。

山口の錦帯橋

眼鏡橋は、東京の日本橋、山口の錦帯橋と共に「日本三名橋」に数えられています。ちなみに、上の写真が錦帯橋ですが、眼鏡橋とは比較にならないほど規模が大きいです。

長崎の眼鏡橋

残念ながら川にはっきりと反射していなくて、眼鏡の形は撮影できませんでした。眼鏡橋は長居するような観光スポットではなく、所要時間は10分ほどです。写真を撮ったり、恋の願いが叶うというハートストーンを探したりと、それくらいしかすることがないです。そのため、興味がない人にとっては退屈な場所です。

15位 鯉の泳ぐまち

おすすめ
ゆったりと時間が流れる癒しの町並み。キーワードは、鯉、湧き水、日本庭園、和菓子といった大人向けの観光スポットです。

鯉の泳ぐまち

長崎県島原市にある「鯉の泳ぐまち」は、湧き水が豊富で、民家わきに流れる全長100メートルの水路に鯉を放流しています。

鯉の泳ぐまちの湧き水

この地域は日本名水百選に指定されるほど水が綺麗で、地下133メートルから湧き出る天然水を自由に飲めます。また、豊かな湧き水を利用して造られた「四明荘」という日本庭園も見所の一つです。名物は「かんざらし」という白玉団子の甘味で、カフェやテイクアウトがあります。

鯉の泳ぐまち

見落としていただけかもしれませんが、私が行ったときはそんなに多く鯉がいるようには思えませんでした。日本庭園やカフェに入らなければ、鯉を見ながら歩いたり、湧き水を飲んだりするくらいしかすることはありません。これを聞いてテンションが上がらなければ退屈するので行くのはやめた方が良いです。比較的空いており、鯉や綺麗な水に癒されながらゆったりと散歩するのが好きな人におすすめです。

16位 土石流被災家屋保存公園

おすすめ
雲仙普賢岳の噴火に伴う土石流によって埋没した家屋を保存しています。見るところはそんなに多くはありませんが、火山の噴火の脅威を後世に伝える貴重な施設です。

土石流被災家屋保存公園

1991年に長崎県の島原半島にそびえる雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)が噴火し、高温の火山灰などが火砕流として一気に流れ込み、多くの死者を出しました。それだけではなく、噴火によって堆積した大量の火山灰や土砂が大雨によって流され、今度は大規模な土石流が家屋を襲いました。

土石流被災家屋保存公園

土石流被災家屋保存公園では、1992年8月9日の土石流によって埋没した家屋を当時の姿のまま保存しています。被災した家屋のいくつかを無料で自由に見学できます。2階の屋根まで土砂で埋もれている様子は衝撃的でした。

大火砕流体験館

大火砕流体験館は、雲仙普賢岳の火砕流と土石流の脅威を体験できる施設です。雲仙普賢岳が噴火した時の様子を約9分の映像で学習できます。

みずなし本陣

敷地内には「みずなし本陣」という道の駅もあります。そこまで広くはありませんが、そうめんやカステラなど長崎と島原の特産品を販売しています。

17位 大浦天主堂

おすすめ
外観やステンドグラスは美しいですが、キリスト教に興味がないと拝観料は高いと感じる可能性があります。

大浦天主堂

大浦天主堂は、1865年に建立されたカトリック教会です。世界遺産の構成資産の一つになっています。白い外観や聖堂内のステンドグラスは美しく、聖堂内に足を踏み入れたときに感じる神聖な雰囲気は大浦天主堂ならではかもしれません。

しかし、拝観料は現時点で大人1000円かかり、内部の撮影は禁止されています。写真も撮れないし、見るところも少ないので、事前知識なしで立ち寄ったらよく分からずに見終わってしまい、所要時間は10分ほどでした。キリスト教に興味がある方や、事前に大浦天主堂の歴史を勉強している方は、もう少し楽しめると思います。

グラバー通り

大浦天主堂はグラバー園から近いため、グラバー園に行ったときに教会の内部には入らずに外観の写真を撮影するだけでも良いと思います。また、大浦天主堂に向かう上の写真のグラバー通りには様々なお土産屋が立ち並び、カステラや角煮まんといった長崎名物の専門店が充実しています。長崎のお土産はここで買っても良いでしょう。

18位 長崎県美術館

おすすめ
建物の外観が綺麗な普通の美術館。時間が余っていて興味のある企画展を開催している場合には行くのもあり。

長崎県美術館

長崎県美術館は長崎県を代表する美術館で、水辺の森公園のすぐ近くとロケーションが素晴らしいです。建物はガラス張りで天井が高く、開放感があります。

長崎県美術館の大江戸展

常設展の他に期間限定の企画展を開催しています。私は大江戸展を見に行きました。展示の数は多く、じっくりと絵画を堪能しました。意外と混んでいて、地元の方にも人気なのかなと思いました。変わったものでは「名探偵コナン科学捜査展」という企画展を開催していることもあります。

建物の外観が美しいこと以外は、特に普通の美術館です。現在は都会にも大きな美術館がたくさんあるので、私のように美術館が好きでない限り、長崎に旅行をしてわざわざ行くほどの価値はないです。美術館はお金もかかるし、時間もとられます。ちょうど長崎に行くタイミングで興味のある企画展を開催している場合には行ってみるのもありでしょう。

19位 オランダ坂

おすすめ
実は歴史的に価値のある場所ですが、それが伝わりにくいかも。坂を上っても滞在時間は短いので、わざわざオランダ坂だけを目指して行くほどの価値はないと思います。

オランダ坂

開国後に東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいたことから、外国人が多く住んでいた「東山手」という地域にある坂は「オランダ坂」と呼ばれています。東山手は全国でも数少ない重要伝統的建造物群保存地区に選定され、歴史的に価値が高い地域です。石畳の坂は雰囲気があり、写真映えします。

東山手十二番館

坂を上った先には、国指定重要文化財の「東山手十二番館」という昔の領事館を復元した建物があり、現在は無料の歴史資料館として使われています。洋風建築に興味がある人には良いですが、そうでない人には見るところが少なくて滞在時間はあっという間でした。私が行ったときは一組の観光客がいるだけで閑散としていました。

オランダ坂

オランダ坂は「日本三大がっかりスポット」の候補として選ばれることがあります。私は日本三大がっかりスポットの一つである高知県の「はりまや橋」にも行ったことがありますが、個人的にははりまや橋よりはオランダ坂の方が良いです。

私は長崎孔子廟に行く前にオランダ坂に立ち寄りました。オランダ坂から長崎孔子廟までは徒歩で約10分です。オランダ坂はわざわざ単体で行くほどの価値はないので、周辺の観光スポットとあわせて行くのがおすすめです。

終わりに

今回の記事では、私が行った長崎県の観光スポットを紹介してきました。長崎県はそんなに広い都道府県ではないので、主要な観光スポットが密集しており、徒歩や路面電車を使って行きやすいのが特徴です。また、面白そうな場所や美味しい食べ物が多くあるため、一度ではなく、何度でも旅行をしたくなります。関東の人からすると九州は遠くて行く機会は少ないと思いますが、飛行機や新幹線を使って行くほど魅力に溢れています。ぜひ旅行の行き先として検討してみてください。

目次
閉じる