焼肉きんぐでは、様々な部位の肉はもちろんのこと、韓国料理や揚げ物、デザートも含めて約100種類の料理が食べ放題になります。しかも、タッチパネルで注文するとテーブルまで料理を運んでくれます。今回は焼肉きんぐに一人で行ってきました。
焼肉きんぐの概要
焼肉きんぐとは、焼肉の食べ放題を提供するレストランです。
北海道から九州、沖縄まで全国各地に店舗があり、現在も新店舗が続々とオープンしている人気ぶりです。特に茨城県や埼玉県など関東に店舗が集中しており、残念ながら東京では府中や八王子、町田など数が限られています。
牛角やすたみな太郎、カルネステーションなど、最近は焼肉のバイキングを提供する店が増えているなか、焼肉きんぐの特徴はタッチパネルで注文できることです。
席を立って料理を取りに行く必要がないので制限時間いっぱいまで食事に専念できて、店員と会話しなくて済むので一人でも利用しやすいです。
入店から会計までの流れ
私は焼肉きんぐに何度も行ったことがありますが、まず最初に店内に入ってから帰るまでの一連の流れを説明します。特に一人で行くことを考えている場合には、事前に流れをイメージしておくと当日に慌てることがなくなります。
あくまでも私が利用した店舗に関する内容なので、実際には差異があるかもしれません。
1. 入店
店に入ると普通のレストランと同じように人数を聞かれます。私は「一人でも大丈夫ですか?」と聞いたところ、快く席へ案内してくれました。
2. コースの選択
着席すると初めての来店かどうか聞かれます。初めてであることを伝えるとコースについて説明してくれるので、それを聞いてどれにするか決めます。
主な食べ放題のメニューは以下の4種類です。この他に、単品メニュー、飲み放題メニューがあります。
・きんぐ(スタンダード)コース 2980円
・プレミアムコース 3980円
・焼肉いろいろ食べ放題ランチ 1980円
価格は全て税抜です。制限時間は全て100分で、ラストオーダーは20分前になります。ランチの時間帯のみ「焼肉いろいろ食べ放題ランチ」を提供しています。
コースの違いは注文できる料理の種類です。牛タンやステーキなどの単価が高いものは、プレミアムコースにしかありません。
15時までに入店すると、食べ放題コースにはソフトドリンクの飲み放題が無料でつきます。ただし、ランチメニューは店舗によって実施していないところがあるので注意が必要です。
ディナータイムには、ビールやサワーなどのお酒も含まれる「全ドリンク飲み放題(1380円)」か「ソフトドリンク飲み放題(390円)」を有料でつけられます。
3. 料理の注文
コースを選択すると、タッチパネルが使えるようになります。自分が選んだコースの料理のみ表示されるので、食べたいものをどんどん注文していきます。
一度に最大でいくつまで注文できるか分かりませんが、私が利用した限りでは4品くらいは連続で注文できるようでした。
肉の量は一人分から選べます。ソフトドリンクもタッチパネルから注文できるので、自分で取りに行く必要はありません。
注文してから少し待つと料理が運ばれてきます。
4. 会計
タッチパネルにはラストオーダーまでの残り時間が表示されます。制限時間を過ぎるとタッチパネルから注文できなくなるので、それまでに注文を済ませてください。
食事が終わったら、テーブル番号が書かれたカードをレジに持っていき、会計を済ませます。ホットペッパーなどの割引クーポンを持っている場合にはそこで提示してください。
テーブルの様子
席は4名から6名用のテーブルが中心で、カウンター席はありません。焼肉食べ放題の「すたみな太郎NEXT」と違ってテーブルの周りに仕切りがないので、一人で食べに来ていれば他の客から見えます。
テーブルの中央には肉を焼く網が一つ設置してあります。その他には、タッチパネル、取り皿、箸、スプーン、ハサミなど必要なものは全て用意されています。そのため、立ち上がって取りに行く必要はありません。
肉のタレは、特製本だれ、甘口だれ、レモンだれの3種類がありました。
食べ放題で注文した全メニュー
私は一番人気の「きんぐコース」を選びました。注文した料理は以下の20品です。
ごはんやサラダなどはお腹にたまるので避けて、肉を中心に食べています。全て単品で食べた場合の値段を合計すると1万410円になりました。
なお、記載している料理の値段は変わっていることがあります。
肉
「ネギ塩キングタン(580円)」です。最初はあっさり系のタンに、たっぷりのネギをのせて食べます。
「極厚カルビ(780円)」です。バイキングで見かけるようなペラペラの肉ではなく、分厚くて肉の味をしっかりと感じられます。これは美味しかったので2回注文しました。
「上カルビ(780円)」です。肉厚で細長いカルビです。焼いた後にハサミで一口サイズにカットして食べます。本来は家族や友人たちと仲良く分けて食べるサイズですが、今回は一人で黙々と食べていきます。
「牛ハラミ(580円)」です。赤身のような食感で旨味が強いです。
上カルビを牛ハラミと一緒に焼くとこんな感じになります。とてもボリュームがあるので、大き目にカットすれば口いっぱいに肉の味が広がります。
「ドルチェポルコすき焼き(580円)」です。薄くて大き目の肉にすき焼きの味付けがしてあります。
焼いた肉を生卵にからめて食べます。とても美味しかったので、おかわりしました。
「やみつきハラミ(480円)」と「牛ホルモン(490円)」です。先程と違ってこちらのハラミは豚肉になります。牛ホルモンは甘くて好みの味でした。
「名物きんぐカルビ(780円)」です。名物料理ということで食べない訳にはいきません。
上カルビよりも大きい気がします。ただボリュームがあるだけではなくて、味の方も抜群でした。ただし、一人でこれを食べると満腹になる可能性があるので、後の方に注文するのがおすすめです。
「炙りロース(480円)」です。ランチなどの安いコースでは定番のメニューです。肉が薄いので、焼くと網にはりついて焦げやすいです。きんぐコースには、より高級な上ロースがあるので、注文するメリットはないでしょう。
「キング塩タン(480円)」です。最初に注文したネギが余っていたので、今度はネギなしを注文しました。
「上ミノ(690円)」です。歯応えがあってコリコリとした食感です。一人で食べるにはちょっと量が多いと感じました。
サイドメニュー、一品料理
「ひとくちチーズチヂミ(480円)」です。カリカリに焼かれた一口サイズの美味しいチヂミです。
「ひとくち盛岡冷麺(290円)」です。冷たくてさっぱりとしているので、肉に飽きたときにおすすめです。麺の量は少ないですが、卵やキムチの具材が入っているので意外とお腹にたまります。
デザート
「やわらか杏仁豆腐(150円)」です。外れのない無難な味です。控え目な甘さで美味しかったです。
「ミニ小倉&宇治抹茶パフェ(280円)」です。バニラアイスの上に抹茶ソースと小倉あん、お菓子がトッピングしてあります。抹茶の味はあまり感じられませんでした。
「ショコラケーキ(280円)」です。一般的なチョコレートケーキにブルーベリーとストロベリーのフルーツが添えてあります。
「プレミアムシャーベット(180円)」です。帰り際のラストに注文したメニューですが、冷たくて予想以上に美味しく感じました。
ドリンク
期間限定の「つぶつぶ苺ミルク(230円)」です。苺の味は薄いので、普通のミルクです。この他に「黒烏龍茶(230円)」と「冷えひえ緑茶(230円)」を飲みました。なお、ランチの時間帯に無料になるソフトドリンク飲み放題には「飲むデザート」は含まれていないので注意してください。
焼肉きんぐを一人で満喫するポイント
バイキングは値段が高いので、後悔のないように楽しみたいものです。ここでは、焼肉きんぐを満喫するためのポイントを紹介します。
一人の場合はランチタイムや休日を避ける
カウンター席がないので一人でもテーブル席を利用することになります。そのため、混雑するランチの時間や土日はなるべく避けた方が良いでしょう。
ランチ営業をしている店舗だと、14時から15時くらいが空いているので狙い目です。焼肉きんぐは平日には17時以降の夜しか営業していない店舗が多いので、その場合は週末の金曜日は特に混む可能性があります。
一人の場合は好きなメニューから注文
家族や友人と行けば一つの料理を分け合って様々な種類を食べられます。しかし、一人の場合には全てを自分が食べることになります。
焼肉きんぐは一人分から料理を注文できますが、そうは言っても一皿には数枚の肉がのっています。好きなメニューを最初の方に食べないと、後で満腹になってしまう可能性があります。
料理が運ばれてくる待ち時間を考慮する
私が行った店舗では注文した料理が比較的早く運ばれてきました。ただし、注文してから5分前後待つケースがあり、その時間は何も食べられませんでした。非常に空いている時間帯でも待つことになったので、土日にはさらに待ち時間が長くなる可能性があります。
注文した料理は残さず食べることが大前提ですが、テーブルにある料理が食べ終わる前に早めに次の料理を注文すると良いでしょう。
高級メニューを逃さない
食べ放題のコースは値段が高くなるにつれて高級なメニューが増えます。私が困ったのは、食事が開始するとメニューが回収されてしまうので、どれが値段の高いコースにしか存在しないメニューなのか分からないことです。
せっかく高い値段を出してコースのランクを上げたのに、一番安いコースにもあるメニューばかり食べていたら意味がありません。どれが高級なメニューなのか事前に調べるか、メニューをもらったり、スマホで調べたりすることをおすすめします。
一人焼肉のハードルが高い場合
一人焼肉はハードルが高く、気軽に行けるものではありません。特に女性の場合は、男性よりも周りの目が気になると思います。
なかなか一歩を踏み出せないという方は、スーパーなどで少し高級なお肉を買ってきて、自宅でおとなしく焼肉を満喫するのも悪くないです。無理して一人で行って精神的に疲れるくらいなら、家で焼肉をした方が美味しく食べられると思います。
松屋では頻繁に半額セールを実施しています。焼肉ではありませんが、安くて美味しいです。
実際にネット通販で松屋のプレミアム牛めしを2回買ったことがありますが、とても美味しかったです。牛めしの具を牛丼一杯あたり約180円で購入できました。詳しくは以下の記事に感想など書いています。
感想
今回は焼肉きんぐに一人で行ってきました。値段を気にせずに普段よりもたくさん食べたので、最後の方は満腹で少し苦しかったです。
肉の味には何の不満もなく、値段相応の美味しさだと思います。肉の種類も豊富ですが、デザートやサイドメニューも全種類は食べきれないほど充実しています。
ひとり客に関しては、店舗の立地が郊外の住宅地にあるので、すたみな太郎NEXTよりは少ないと感じました。料理以外については、タッチパネルの利便性、店内の清潔さ、店員の接客など、全体的に大満足です。
すたみな太郎で一人焼肉食べ放題
「すたみな太郎NEXT」というお店でも一人で焼肉の食べ放題をしています。店舗にもよると思いますが、私が行ったお店に関しては、焼肉きんぐよりもすたみな太郎NEXTの方が一人客が多い印象です。詳細は以下の記事をお読みください。