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こんな自治体は要注意、ふるさと納税で失敗しないための返礼品の選び方

ふるさと納税返礼品選び

制度が始まった当初はふるさと納税の知名度は低く、確定申告の煩雑さなどからあまり浸透していませんでした。しかし、サラリーマンの確定申告が不要となる「ワンストップ特例制度」の開始や自治体間の競争によって返礼品の魅力が高まっていることなどを受けて、現在では全体の寄付金額が大幅に増加しています。そして、少子高齢化で税収の確保に苦しんでいる市町村の間で競争は激化し、選択肢の幅を広げて寄付金を増やすたに、新たな返礼品が続々と追加されている状態です。ふるさとチョイスに登録されているお礼の品の件数は10万件を突破しており、中には「寄付をしなければ良かった」と後悔するような品も見受けられます。そこで今回は、ふるさと納税の初心者が返礼品を探すときの注意点について説明していきます。

返礼品の説明が少なく、掲載されている画像が小さい

ふるさと納税に対する取り組みの熱意は自治体間に差があります。寄付金を増やすために、市役所に専門の部署を設けて積極的に返礼品の開発に励んでいる自治体もあれば、何をすれば良いか分からず、後回しになっているところもあるでしょう。

私たちが返礼品を選ぶ際に絶対に注目しなければならないポイントは、言うまでもなく返礼品の詳細ページです。そこに掲載されている写真や説明文を見比べながら、自分が応援したいと思える自治体を探していくことになります。ふるさと納税に対して積極的な自治体の場合は写真や説明文が豊富で分かりやすくなっているはずですし、やる気のない自治体は一言しか説明がないこともあります。

説明が豊富で分かりやすい返礼品

上の写真は、北海道の古平町という自治体の返礼品です。写真が大きく、しかも箱の寸法から原材料まで、全部で10枚近い写真が掲載されています。右側の説明欄には明太子の容量や賞味期限がしっかりと記載されていますし、ページの下の方には保存の仕方や食べ方まで詳しく書かれています。

様々な返礼品を見比べてみれば分かりますが、中には外箱の写真が一枚のみ掲載されているだけで、肝心の箱の中の明太子がどうなっているのか全く想像できないような品も見受けられます。説明文は短く、賞味期限の記載がない自治体も多いです。

もしかしたら、そのように説明が少ない返礼品の中にも素晴らしいものが存在するかもしれませんし、その逆で説明が豊富でも味が微妙なことはあるでしょう。しかし、「商品が発送されてきたものを見たらイメージと違った」という後悔が少ないのは、説明文が豊富な返礼品ではないでしょうか?

寄付額の増減と返礼品が完全に比例している

一つの自治体にふるさと納税をする場合、当然ながら自分で寄付をする金額を選択できます。例えば、ある市町村のお米が気に入っているのでたくさん欲しいと思えば、その自治体に対して一気に3万円を寄付することも可能ですし、色々な市町村を応援したいという人は、山形県と島根県と北海道といったように、3つの自治体に1万円ずつ寄付することもできます。

特定の市町村や返礼品が気に入っている場合を除き、一つの自治体に多額の寄付をする場合には、寄付金額と返礼品が完全に比例していない方がお得です。例えば、1万円を寄付すればお肉が1キロもらえて、3万円を寄付したときに同じお肉が3キロもらえるのであれば、これは寄付金額と返礼品が完全に比例している状態です。このお肉が特に気に入っているのでなければ、3万円分を寄付するメリットは少ないと思います。

それだったら、1万円の寄付を複数の自治体に分けて行った方が、色々な品を楽しめますし、申し込みの時期をずらせるので冷凍庫などの保管スペースに困ることが減ります。しかし、もしも3万円でお肉が4キロもらえるのであれば、それは寄付金額を増やした方がお得になります。

ふるさとチョイスの商品を見ていると、寄付金額によって完全に比例している自治体は結構あります。一方で、以下の山形県真室川町のように、寄付金額を増やすことにメリットが生じるケースも存在します。

寄付金額が少ない米

5千円を寄付した場合には、その地域で収穫された「はえぬき」を始めとするお米が5キロもらえます。

寄付金額が多い米

それが1万円の寄付になると、2倍の10キロではなく、15キロの「はえぬき」がもらえます。

ちなみに、寄付金額と返礼品が完全に比例している場合に、多額の寄付をすることに全く意味がないわけではありません。例えば、1万円で1キロ、3万円で3キロのお米がもらえる自治体があったと仮定します。このとき、3万円を寄付した方が良いケースとは何でしょうか?

大抵の自治体は年度内に何回でも寄付ができるようになっていますが、中には年度内に一度しか寄付できない(正確には寄付しても返礼品がもらえない)自治体があります。その場合、このお米が大好きでたくさん欲しいと思ったときには、1万円のコースを3回に分けて寄付することはできないため、最初から3万円のコースを選ぶしかありません。なお、ふるさとチョイスのサイトで年間に何回でも寄付をできる自治体の場合、「年何度でもお礼あり」というアイコンが表示されます。

寄付金の使い道が曖昧で抽象的

ふるさと納税の魅力は高額な返礼品に目が行きがちですが、寄付したお金がどのように使われるかということも同じく重要です。ふるさと納税は、全国の自治体の税収が増えて、誰もが得をするような制度ではありません。例えば、東京都に住んでいる人が青森県に寄付をした場合、青森県には財源が増えますが、東京都の住民税は減少します。地方税である住民税が減れば、それだけ東京都に住んでいる人たちへの住民サービスは低下することになります。

このように、寄付金と税収はゼロサムになっているため、自分の価値観に沿った使い方をしてくれる自治体に寄付することが重要になっていきます。都心から離れた地方では、東京や大阪などと比べて就職先が豊富にあるわけではありません。そのため、働く場所を求めて子供を産める年齢の若い女性が少なくなり、限界集落や消滅可能性都市といったワードが一般的になるほど、少子高齢化が進んでいます。そんな中、ふるさと納税の寄付金が、保育園の整備や子供を持つ世帯への支援金に使われるのは嬉しいことでしょう。

ある自治体では、集まったお金を使って地方議員の手当てを復活させようとして非難が殺到しました。そんな使われ方をするくらいなら、寄付を止めて、自分が住んでいる市町村に住民税を払った方が良いと考える人がいると思います。

ふるさとチョイスの自治体ごとのページには「使い道と街について」というページがあります。そこには「選べる使い道」という項目があって、寄付したお金をどのように使っていくのか方針が示されており、自分がパソコンから寄付をする際にはその中から使い道を選択することができます。この使い道が明確で具体的に記載されている自治体になるべく寄付した方が良いでしょう。

寄付金の使い道が明確で具体的

例えば、上の写真は北海道上士幌町に関する使い道の一部です。外国語教育の促進や保育園の無償化など、実際にどのように使われたのか具体的に記載されています。また、上の写真にはありませんが、「使い道の最新情報」として何に使われたのか随時情報が更新されています。

寄付金の使い道があいまいで抽象的

逆に、上の写真のような自治体も比較的多くあります。北海道上士幌町とは全く異なり、抽象的な文言が並んでいます。「コミュニティ活動又は市民活動の推進」と書かれていて、どのように使われるのか想像できる人が、一体何人いるでしょうか?

口コミが悪い返礼品や自治体

インターネットが発達し、誰もが情報を発信することが容易になりました。例えば、ブログを持っていなかったとしても、ツイッターなどのSNSがあれば簡単に意見を言うことができます。ふるさと納税についても、届いた返礼品が気に入れば「こちらの自治体はおすすめです」と書いたり、その逆で不満があれば「ここは絶対に止めた方が良い」と否定的な意見を書く人もいるでしょう。

個人的には、不満の感情の方が情報発信をする原動力になると考えています。届いた返礼品が詐欺のように写真と全く違っていたり、フルーツが腐っていたりすれば、誰かに愚痴を言いたくなるのは理解できます。しかも、それを自治体に伝えたときの対応がひどければ、さらに不満は高まっていきます。

「ふるさと納税+自治体名」や「ふるさと納税+返礼品名」などで検索すれば、口コミを書いているブログが見つかる場合があります。すぐに寄付を決定するのではなく、事前にそうしたレビューや口コミを調べて、あまりにひどいようであればそこに寄付をするのは避けた方が良いかもしれません。

まとめ

今回は、ふるさと納税で返礼品を選ぶ際に注意すべきポイントについて説明してきました。何年もふるさと納税をしてきた経験がある人にとっては当たり前の内容かもしれませんが、これから初めて寄付をするという初心者にとっては覚えてほしいポイントになります。ただし、紹介してきた内容は絶対的な法則ではなく、個別の返礼品には当てはまらないケースがあるかもしれません。ここで説明した内容を意識しつつ、是非応援したい自治体を探してみてください。

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