福岡県の門司港と山口県の下関市を両方巡る観光コース

門司港レトロ

福岡県の門司港と山口県の下関市は近くにあり、徒歩や連絡船を使って簡単に行き来できます。今回は、門司港と下関市を旅行して様々な観光スポットを巡ってきたので、写真や感想を紹介します。

門司港、下関の旅行日程

今回は、福岡県北九州市の門司港駅を出発して門司港を観光した後、関門トンネル人道を歩いて山口県下関市にわたり、下関を観光するという1泊2日の旅行に行きました。なお、車は使わずに移動はバスと徒歩です。

1日目のコース
・門司港駅を出発して門司港を観光
・昼食に門司港の名物「焼きカレー」、下関の名物「瓦そば」
・和布刈神社を参拝
・関門トンネル人道を通って下関へ移動
・赤間神宮を参拝
・夕食にカモンワーフでフグ料理
・「天然温泉関門の湯ドーミーインPREMIUM下関」に宿泊

2日目のコース
・海響館を観光
・昼食に唐戸市場で寿司や海鮮丼
・亀山八幡宮を参拝
・関門連絡船で門司港駅へ移動

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門司港駅を出発して門司港を観光

門司港駅

門司港を観光する際の最寄り駅になる門司港駅は、国の重要文化財に指定されています。2012年から2019年にかけて大規模な改修工事が行われ、現在は大正時代の駅舎の姿が復元されています。

門司港駅舎

ちなみに、門司港駅の電車のホームにある「もじこう」という看板はひらがなで可愛く、女性を中心にインスタ映えのスポットになっています。私が行った時も撮影している方を見かけました。

門司港レトロ

門司港は昔ながらの港町が残る地域で、門司港駅の徒歩圏内に歴史的な建造物が多くあります。美しい洋風建築の建物を眺めて散策しながら、地元の名物を味わうのが門司港の楽しみ方です。

旧門司三井倶楽部

上の写真は、国の重要文化財に指定されている「旧門司三井倶楽部」です。三井物産の社交倶楽部(知識の交換や交流の場)として大正十年に作られました。

旧門司三井倶楽部のアインシュタインの部屋

1階にはレストランがあるだけで、見るところはほとんどありません。2階にはアインシュタインが全国を講演する際に宿泊した部屋があります。1階の受付に声をかけて150円の料金を支払い、2階に上がります。アインシュタインが使用したベッドやアインシュタインが書いたメッセージなどが展示されています。そんなに見るところはなく、あまり興味はなかったので、所要時間は約20分でした。

門司港のブルーウィング

こちらは、日本最大級の歩行者専用のはね橋である「ブルーウィング」です。

門司港のブルーウィング

ブルーウィングは1日に何回か橋が上がり、門司港レトロクルーズの遊覧船が通れるようになります。せっかくなので、橋が上がる時間まで待って撮影をしました。橋が垂直近くまで高く上がっている様子は、近くで見ると迫力があって面白いです。

橋が開閉する時間は、記載時点では10:00~10:20、11:00~11:20、13:00~13:20、14:00~14:20、15:00~15:20、16:00~16:20です。

門司港のブルーウィング

橋が開閉する時間以外は普通に橋の上を渡れます。ブルーウィングは「恋人の聖地」に認定されていて、カップルで渡ると幸せになるそうです。

旧門司税関

こちらは、赤レンガの美しい外観が特徴の「旧門司税関」です。旧門司税関は無料で中に入れて、1階には喫茶店や門司税関の展示室、階段を上がった3階は展望室になっています。展望室は狭くてイマイチでしたが、1階のちょっとした展示室では密輸の手口などを紹介しており、意外と興味深かったです。

大連友好記念館

旧門司税関のすぐ近くにあるのが「大連友好記念館」です。中国の大連市と門司港はかつて交流が盛んで、友好都市を締結していました。外観は綺麗で写真撮影におすすめですが、無料で入れる建物の中は中華料理のレストランがあるくらいで見るところは少ないです。

焼きカレーと瓦そばをランチに食べる

伽哩本舗 門司港レトロ店

門司港の名物といえば「焼きカレー」です。門司港には焼きカレーを食べられるお店が多くありますが、今回は門司港駅から徒歩で3分ほどの「伽哩本舗 門司港レトロ店」に行きました。階段を上がった2階が伽哩本舗です。

伽哩本舗の焼きカレー

店内は狭く、観光客以外にサラリーマンらしき人もいて混雑していました。伽哩本舗は焼きカレーの専門店で、常時10種類以上の焼きカレーを扱っています。ビーフやシーフードなど定番のカレーから、バナナやフグなどの変わったものまで様々です。カレーはグツグツしているので火傷に注意しながら食べると、想像よりも美味しくてこの店を選んで正解でした。

門司港の海峡プラザ

上の写真は門司港の「海峡プラザ」です。ここには山口県下関市の郷土料理「瓦そば」の名店があるということで食べに行きました。焼きカレーを食べた直後では満腹なので、順番としては門司港駅を出たら最初に焼きカレーを食べて、門司港を散策し終わった後に瓦そばを食べました。

門司港の海峡プラザ

海峡プラザはショッピングモールで、様々なお土産屋やレストランがあります。門司港では他にお土産を買うところが少ないので、門司港観光の最後には海峡プラザでお土産を買うのがおすすめです。

たかせの瓦そば

今回訪れた海峡プラザの2階にある「たかせ」は、下関市に本店がある瓦そば発祥のお店です。スタッフに確認して一人でも大丈夫ということで瓦そばを注文します。大きい瓦の上に、茶そばや牛肉、レモンなどがのっており、人生で初めて見るタイプの料理です。そばが焼けてパリパリになり、少し不思議な味でしたが、美味しくいただきました。

和布刈神社を参拝

門司港の観光を終えて、次は下関市に行くために「関門トンネル人道」へ向かいます。

和布刈神社

私は海峡プラザの近くにある「レトロ鎮西橋」バス停から西鉄バスに乗車しました。関門トンネル人道に行く場合は「関門トンネル人道口」バス停で下車しますが、その一つ前の「和布刈神社前」バス停で降りて和布刈(めかり)神社を参拝します。「レトロ鎮西橋」バス停から「和布刈神社前」バス停までは約8分で、運賃は230円です。

和布刈神社のわかめ

和布刈神社は九州最北端にある神社で、わかめを刈って供える神事が福岡県無形民俗文化財に指定されています。境内では何とも珍しい「わかめ」の授与があります。

和布刈神社の鳥居と関門橋

また、和布刈神社は撮影のスポットとしても知られています。境内からは和布刈神社の鳥居と関門橋(かんもんきょう)を同時に撮影できて、関門橋のライトアップと共に夜景の撮影も人気です。

関門トンネル人道を通って下関へ

関門トンネル人道入口

和布刈神社から徒歩2分ほどで関門トンネル人道の入り口に到着します。関門トンネル人道とは、本州と九州の間にある関門海峡を徒歩で横断できる海底トンネルです。

関門トンネル人道のエレベーター

関門トンネル人道の料金は歩行者は無料で、エレベーターを使ってトンネルに入ります。

関門トンネル人道の横断スタンプ

入り口には関門海峡を横断した記念スタンプが設置されていました。

関門トンネル人道

関門トンネル人道は全長780メートルで、ゴールまでの所要時間は約20分です。上の写真のような直線で単調な道がひたすら続き、体感時間は長く感じます。

関門トンネル人道の福岡県と山口県の県境

関門トンネル人道は単なるトンネルなので特に見所はありませんが、途中には福岡県と山口県の県境があります。

関門橋

関門トンネル人道を通り抜けて山口県の下関市に来ました。一面の関門海峡と巨大な関門橋を一望できる撮影スポットです。ここは関門トンネル人道の下関側の入り口でもあり、私が来た方向とは逆に門司港へ行くこともできます。

壇ノ浦古戦場跡

関門トンネル人道の下関側の入り口には「壇ノ浦古戦場跡」があります。平安時代に源氏と平家が戦った壇ノ浦合戦の跡地で、源義経と平知盛が戦う様子の像があります。

赤間神宮を参拝

赤間神宮

壇ノ浦古戦場跡から海沿いの道を徒歩で20分ほど歩くと赤間神宮に到着します。赤間神宮は安徳天皇を祭神としています。壇ノ浦合戦で平氏軍は敗北し、今後の将来を憂いで祖母と共に幼い安徳天皇は入水しています。また、赤間神宮には耳なし芳一が祭られている芳一堂もあります。

赤間神宮

朱色で美しい水天門は竜宮城をイメージしており、登録有形文化財に登録されています。境内は広くはなく、今回は参拝するだけだったので所要時間は15分ほどでした。

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カモンワーフで夕食にフグ料理

カモンワーフ

赤間神宮から再び海沿いの道を約10分歩くとカモンワーフに到着します。カモンワーフは海の幸を中心としたレストランやお土産屋が立ち並ぶシーサイドモールです。寿司や海鮮丼、そして下関の名物であるフグ料理を扱うお店が多くあります。

ふくの関定食

私は「ふくの関」というお店で「ふくの関定食」を注文しました。山口県では「ふぐ」のことを「ふく」と呼びます。とらふくの刺身、ふくの唐揚げ、ふくの南蛮漬け、ふくの味噌汁、ふく飯がセットになったフグづくしのメニューです。様々なフグ料理を食べられて値段は安かったと思いますが、全体的に料理は作り置きという感じで味はそこそこでした。

平家踊り

私が旅行に行ったときは、カモンワーフで「阿波踊り&平家踊り」というイベントを開催していました。

阿波踊り

全国的に有名な徳島県の伝統芸能である「阿波踊り」と山口県を代表する郷土芸能の「平家踊り」がそれぞれ順番に踊り、最後には両方の踊り手が一緒になり、見学者も参加して総踊りをしました。

阿波踊り

カモンワーフで踊った後は、市内の商店街などを阿波踊りでパレードしました。阿波踊りと平家踊りは両方とも初めて見たので、とても貴重な経験でした。

夜景を見ながらホテルへ

夕食を食べて踊りを見たら、宿泊するホテルに向かいます。今回泊まったのは「天然温泉 関門の湯 ドーミーインPREMIUM下関」というホテルです。

はい!からっと横丁のイルミネーション

カモンワーフからドーミーインまでは徒歩で約25分と少し距離がありますが、この辺りは夜景が綺麗な場所が本当に多いです。「はい!からっと横丁」という遊園地はカラフルにイルミネーションが点灯し、対岸の門司港の明かりも綺麗です。

下関の夜景

夜景を見たり撮影しながら歩いているとホテルまではあっという間でした。

海峡ゆめタワーのライトアップ

ドーミーインのすぐ近くには「海峡ゆめタワー」という高さ143mの建物があり、綺麗にライトアップされていました。

ホテル温泉

私は下関以外のドーミインにも何か所か泊まったことがありますが、ドーミインのホテルは部屋が綺麗な印象です。朝食は、ふぐ飯やふぐの唐揚げ、ふぐの一夜干しなどご当地メニューが盛りだくさんでした。一番良かったのは温泉で、最上階の天然温泉「関門の湯」には、内湯、露天風呂、サウナがあり、快適な温泉で疲れを癒しました。なお、ドーミインの詳細は下記のページをお読みください。

海響館を観光

海響館

ドーミーインで朝食を食べてチェックアウトした後は、徒歩で20分ほどの距離にある海響館という水族館に向かいます。入り口が分かりにくかったのですが、海側は出口専用で、上の写真の道路側が入り口になります。

海響館

平日ということで館内は比較的空いており、魚の展示の数はそれなりに充実しています。

海響館のフグ

海響館はフグとその仲間を世界最多となる常時100種以上展示しています。個人的に水族館のフグは可愛くて好きです。

海響館

他の水族館ではあまり見かけないような珍しい魚もいました。

海響館のペンギン

ペンギンは近くで見られて、ちょうど巣を作っているところでした。

海響館のイルカショー

「アクアシアター」というイルカとアシカのステージが良かったです。スタッフの盛り上げ方が上手くて、ショーの時間もちょうど良くて楽しめました。

海響館のイルカショー

私が行ったときは平日だったので、多くの幼稚園児でショー近くの椅子は満席でした。海響館の隣には「はい!からっと横丁」という遊園地もあるので、小さい子供がいる家族に海響館はおすすめのお出かけ先です。

海響館のイルカショー

唐戸市場でランチ

唐戸市場

海響館を満喫したら、次は唐戸市場(からといちば)にランチを食べに行きます。唐戸市場は海響館から徒歩で約7分、カモンワーフの隣にあります。

唐戸市場のフグ

唐戸市場に入ると巨大なフグの置物がありました。

唐戸市場の活きいき馬関街

唐戸市場では、毎週金・土曜日の10時~15時、日曜日と祝日の8時~15時に「活きいき馬関街(いきいきばかんがい)」というイベントを開催しています。活きいき馬関街では、唐戸市場の中にある様々なお店がその日にあがった新鮮な魚を寿司や海鮮丼にして販売します。

私は金曜日の13時頃に行きましたが、上の写真のように多くの人で混雑していました。開催時間内であってもお店の寿司や海鮮丼が売り切れになれば終わりなので注意が必要です。

唐戸市場の活きいき馬関街

唐戸市場の活きいき馬関街では、お店のスタッフからトレーをもらい、食べたい寿司を自分でトレーにのせます。そして、それをスタッフに渡して会計を行います。寿司のネタはどれも大きめですが、値段は例えばマグロが1貫あたり200円、中トロは300円という感じで、そこまで安くはありません。

唐戸市場の海鮮丼

私は柳川水産というお店で寿司と海鮮丼を買いました。寿司は、中トロ、のどぐろ、ボタンエビ、サーモンなどを選び、海鮮丼はマグロ、イクラ、ウニがのった三色丼を購入。海鮮丼は安くてボリュームがあり、1000円か1200円くらいの値段だったと思います。寿司も海鮮丼もネタは新鮮で美味しかったです。

唐戸市場前のテラス

食べる場所は、唐戸市場の2階に少しだけ椅子があるので、自分で席を探します。私が行ったときは席がほとんど埋まっていたので、上の写真にある唐戸市場の外にある海沿いのテラスみたいな場所に座って食べました。ただし、この場所でも私と同じように大勢の人が唐戸市場で買ったものを食べていて混雑していました。

亀山八幡宮を参拝

亀山八幡宮

唐戸市場でランチをした後は、そこから徒歩で2分くらいの亀山八幡宮に行って参拝をしました。

亀山八幡宮のふくの像

亀山八幡宮の境内には下関らしい「ふくの像」があります。

関門連絡船で門司港駅へ

関門連絡船

下関での観光を終えて、関門連絡船を使って門司港駅に帰ります。門司港駅までの所要時間は約5分で、運航間隔は約20分に1本です。運賃は片道大人400円小人200円と少し高めです。

関門連絡船の唐戸桟橋

関門連絡船の乗り場は、唐戸市場から徒歩で5分ほどの場所にある上の写真の唐戸桟橋です。すぐ近くの発券所でチケットを購入し、唐戸桟橋で船の到着を待ちます。ちなみに、唐戸桟橋からは巌流島に行く船も運航しています。

関門橋

門司港駅までは約5分なのであっという間です。私はデッキに出て関門橋の撮影をしていました。関門連絡船の上では、関門橋を真横から撮影できます。

周辺の観光スポット

門司港がある北九州市には他にも人気の観光スポットがあります。気になるスポットがあれば行ってみてください。

小倉城

小倉城

門司港駅から電車で約15分の小倉駅で降りて、そこから徒歩で15分ほどの場所に小倉城があります。天守閣は4階よりも5階が大きくなっているのが特徴で、下階より上階を大きく造った「唐造り(からづくり)」という外観をした天守閣は全国に3つほどしかありません。

小倉駅の周辺にはレストランや映画館などの商業施設が多くあります。アパホテルやコンフォートホテルなど安いビジネスホテルが駅近くに密集しているので、門司港や下関に泊まらずに小倉駅周辺でホテルを探すのも良いでしょう。

旦過市場

旦過市場

小倉城から徒歩で約10分の距離に旦過市場(たんがいちば)があります。商店街といえば全国的に廃れていっている印象がありますが、旦過市場は違います。多くの買い物客や観光客が訪れ、どのお店も活気があふれています。値段は安く、美味しそうな食べ歩きグルメもありました。小倉城と旦過市場は近いのでセットで行くのがおすすめです。

北九州市立いのちのたび博物館

北九州市立いのちのたび博物館

小倉駅から電車で約15分、スペースワールド駅で降りて徒歩で5分ほどの場所に、北九州市立いのちのたび博物館があります。料金は、大人600円、高校生以上が360円、小・中学生が240円、小学生未満が無料です。子供は料金が安いので、夏休みなどを利用して家族で行けば、楽しく学習できると思います。

北九州市立いのちのたび博物館

北九州市立いのちのたび博物館の特徴は、恐竜に関する展示や解説がたくさんあることです。迫力のある恐竜の模型が多くあるので、恐竜が好きな方なら大興奮でしょう。

北九州市立いのちのたび博物館

展示の数は非常に多くあり、じっくりと展示を見れば所要時間は1時間30分から2時間くらいかかります。私が行ったときは非常に空いており、ゆっくりと鑑賞できました。

終わりに

今回は、福岡県の門司港と山口県の下関市を1泊2日で旅行しました。門司港のレトロな町並みを散策した後は、関門トンネル人道を通って下関へ渡り、カモンワーフや唐戸市場でフグ料理や地元の魚介類を堪能しました。全体的に歩く距離は多かったですが、2日間で様々な観光スポットを楽しめて充実した旅でした。福岡県と山口県にこのような素敵な場所があることを知れて良かったです。

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