ネモフィラや芝桜を一度に楽しめる花の楽園、東武トレジャーガーデンが最高

東武トレジャーガーデン

色々な花が園内を美しく彩る群馬県の東武トレジャーガーデン。春にはソメイヨシノやネモフィラ、芝桜などが一斉に開花を始め、花好きには楽園のような場所になっています。今回は、東武トレジャーガーデンに行きました。

目次

東武トレジャーガーデンの概要

東武トレジャーガーデンとは、群馬県館林市にある花の庭園です。全国には花が咲いているスポットが数多くありますが、バラやチューリップなど一つの品種しか見られない場所は少なくありません。他方で東武トレジャーガーデンの場合には、合計で約4000品種100万株にも及ぶ四季折々の花が楽しめることが特徴になっています。園内にはレストランやカフェ、お土産ショップや教会などがあり、色とりどりの花に癒されながら美味しい食事を食べたり、教会の見学をしたり、優雅な休日を過ごすことができます。

基本情報

営業時間

午前9時〜午後17時(最終受付は16時30分)

定休日

7月~9月と11月~3月は休業、それ以外の期間は定休日なし

料金

600円~1800円まで開花状況に応じて変動。ホームページにその日の入園料を記載。

当日の再入園

可能

交通アクセス

茂林寺前駅 ⇒ ( 15分 ) ⇒ 東武トレジャーガーデン

交通アクセス

茂林寺沼湿原

徒歩で行く場合には東武伊勢崎線の茂林寺前駅で下車します。駅を出たら右側に進み、大通りに出たら遊歩道を歩きます。その後、「もり陣」という名前のうどんの店や茂林寺のところで左折をします。それから、上の写真にある「茂林寺沼湿原」を抜けると到着です。自家用車で行く場合は専用の駐車場が併設されています。

開花状況

私は4月28日に行ってきたので、その時の写真をベースに開花状況を説明していきます。

ネモフィラの開花状況

上の写真のように園内には色々な品種の花が咲いているため、全てが満開の時期に行くことは難しいです。今年の場合、芝桜は4月15日前後に見頃を迎えて、4月末時点で見頃が続いています。そして、シーズナルガーデンは4月20日頃、ネモフィラは4月25日頃に満開になりました。4月中旬からゴールデンウィークの5月上旬くらいまでは、芝桜やネモフィラなど多くの花が同時に見頃になるので、お出かけのベストタイミングだと思います。

芝桜の開花状況

私が行ったときには完全に散った後でしたが、芝桜の後ろにはソメイヨシノが咲いています。今年はソメイヨシノの開花が遅れて奇跡的に芝桜の見頃と重なり、4月10日~4月15日くらいまでが共演を楽しめました。ただし、この時点ではネモフィラが満開ではないので、一度しか行かないのであれば、ソメイヨシノをとるかネモフィラをとるかで迷うところです。

ローズガーデンのバラ

4月末の時点ではローズガーデンのバラは咲いていませんでした。例年は5月上旬から6月下旬になると、1500品種3000株のバラが楽しめます。

あじさい

あじさいは咲き始めという感じなので、見頃まではもう少しかかりそうです。

東武トレジャーガーデンの様子

ここからは、エリアごとに園内の様子を紹介していきます。

青のガーデン

青のガーデン

園内では一番か二番目に咲いている面積が多いのがネモフィラです。ネモフィラといえば茨城県のひたち海浜公園が非常に有名ですが、こちらも負けてはいません。一枚の写真には収まりきらないくらい一面に青の世界が広がっています。

ネモフィラの花

ネモフィラの魅力は、見る距離によって印象が大きく変わることです。遠目から眺めれば淡いブルーの絨毯になり、至近距離から見れば小さくてキュートな姿に心が躍ります。

菜の花とネモフィラ

ネモフィラの周辺では菜の花が満開に咲いています。展望台からの光景は絶景でした。

芝桜のガーデン

芝桜のガーデン

ソメイヨシノの時期が終わると次は芝桜が開花します。園内には約20万株の芝桜が咲いており、同じく群馬県で有名な「みさと芝桜公園」の芝桜に匹敵するくらいの規模です。

芝桜のグラデーション

濃いピンク色や紫色、白色に変化するグラデーションが見事です。

シーズナルガーデン

シーズナルガーデン

季節の花を集めたエリアです。ルピナスやリナリア、ガザニア、リビングストンデージーなど、とにかく色々な種類の花が咲いています。

チューリップ

今の時期はチューリップや藤の花も咲いていました。

スプリングガーデン

スプリングガーデン

ノースポールやムルチコーレなど黄色と白色の花が道に沿って咲いています。リラックス効果がある緑の木々が合わさって、日常の疲れがリフレッシュできる癒しの空間になっています。場所はローズガーデンの横付近にあるので、見落とさないようにしましょう。

ロングボーダーガーデン

ロングボーダーガーデン

入り口の後に最初に目にするエリアです。中央には長い池を配置し、その周りに様々な花が咲いています。

教会

聖ペテロ&パウロ教会

「聖ペテロ&パウロ教会」というイギリスの教会があり、建物の中を自由に見学できます。教会の中にはステンドグラスやパイプオルガンがあり、ベンチに座って休憩も可能です。挙式が行われるほど素敵な教会なので、是非見学してみてください。

食事、ランチ

ヴィクトリアンハウスのメニュー

園内には「ヴィクトリアンハウス」というイタリアン料理のレストランがあります。季節によってメニューは変わりますが、「ヴィクトリアンプレート(1800円)」や「カニとエビのトマトクリームパスタ(1200円)」、「パンケーキ(700円)」などを提供していました。他には「テラス・イン・ザ・ガーデン」というフードテラスがあります。こちらはもう少し安い価格帯で、ハンバーガーとスープがセットになった「ランチボックス(780円)」や「ソフトクリーム(350円)」、ソフトドリンクやビールなどを販売しています。私が行ったときには、ここでソフトクリームを食べながら椅子に座って休憩している人が何十人もいました。

所要時間

園内はそこまで広くはありませんが、至る所に多種多様な花が咲いているので、それなりに時間はかかります。花が好きでじっくりと見たいという人でも2時間あれば十分だと思います。さらっと見るだけなら1時間から1時間30分くらいでも全体をまわれます。食事や休憩をする場合には、これとは別に時間が必要です。

混雑具合

私が平日の開園直後に入園したところ、すでに結構な人が来ていました。駐車場には大型バスが複数停まっており、団体のバスツアー客を多く見かけました。10時を過ぎる頃になると混んできていたので、やはり早い時間帯の方が空いています。同じくネモフィラの名所として茨城県のひたち海浜公園がありますが、そこと比較すればこちらの方が断然空いていると感じました。

茂林寺

周辺観光としては、徒歩で5分くらいの距離に茂林寺というお寺があります。茂林寺前駅から徒歩で東武トレジャーガーデンに向かう場合には、その通り道にあるので立ち寄ってみてください。

茂林寺の境内

茂林寺は分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)という昔話が発祥したお寺として、境内にはタヌキの置物がたくさんあります。また、参道にはここでしか手に入らないようなタヌキグッズを販売するお店もあります。一般的な分福茶釜のストーリーは、茶釜に化けたタヌキが元の姿に戻れなくなってしまい、それを和尚さんが助けるというものです。しかし、それは後に作られた物語であって、茂林寺に伝えられている本来の話は、守鶴という名前の住職に化けていたタヌキが福を分け与える茶釜で人々を救済するストーリーになっています。

茂林寺の分福茶釜

どれも可愛らしい見た目をしているので、子供にも喜ばれると思います。大変珍しいお寺ということで、記念写真を撮っている人が多くいました。

茂林寺の山門

山門をくぐって本堂へ向かいます。藤の花や桜が咲いて明るい雰囲気の境内になっているため、誰でも気軽に立ち寄りやすいです。

茂林寺の本堂

本堂で参拝をします。ここで300円の拝観料を払うと宝物館へ入れます。宝物館には本物の分福茶釜が展示されています

感想

今回は群馬県の東武トレジャーガーデンへ行きました。ネモフィラや芝桜だけではなく、上も下も見渡す限り色とりどりの花が咲いているので、花好きの人ならば是非行ってほしい場所です。私が行ったときには数名のスタッフが朝から懸命に庭園の手入れをしており、これだけ美しい園内を作り上げるのはとても苦労していると認識させられました。駅からは徒歩で行けるほど交通の便が良く、茂林寺という面白いお寺が近くにあるのも評価が高いです。芝桜やネモフィラの季節だけではなく、バラが満開のときにもおすすめのスポットです。

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