七福神の一員であり、幸福をもたらす象徴として信仰を集めている弁財天。千葉県の柏市にある布施弁天は、関東三弁天の一つとして親しまれています。今回は、そんな布施弁天へ参拝をしてきました。
布施弁天の概要
布施弁天(ふせべんてん)とは、千葉県柏市にある寺院です。正式名称は東海寺で、弁財天をご本尊としています。また、江島神社の弁財天、上野不忍池の弁財天(もしくは浅草寺の弁財天)と共に、関東三弁天の一つとして数えられています。
ちなみに、上の写真が江島神社です。
そして、こちらが上野不忍池にある弁天堂。
JR「柏」駅の西口から「布施弁天」行きのバスに乗車し、終点の「布施弁天」バス停で下車します。バス停の目の前が布施弁天の入り口になりますが、運行本数が非常に少なくなっています。そのため、「布施弁天」行きのバスに時間の都合が良くない場合は、「三井団地」行きのバスに乗車し、「土谷津入り口」バス停で下車します。そこから徒歩で15分ほど歩くと到着します。自家用車で行く場合には、布施弁天の目の前に駐車場があります。
布施弁天の様子
今回は、平日の夕方に布施弁天へ行ってきました。あけぼの山農業公園でコスモスを見た後に、そこから徒歩で10分ほど歩いて布施弁天に到着です。
交通手段としては、柏駅と布施弁天の間を走るバスもありますが、上の写真のように一日で5本しか運行していません。そのため、都合が良くない人は「三井団地」行きのバスに乗ってください。参考に私の行き方を話しますと、JR「我孫子」駅から「あけぼの山公園入口」行きのバスに乗り、終点の「あけぼの山公園入口」バス停で下車します。その後、徒歩であけぼの山農業公園のコスモス畑に行き、そこから布施弁天に歩いて向かいました。
まず最初に目に入るのが、二階建ての立派な楼門です。
アップで見るとこんな感じです。竜や亀などの木彫りの彫刻がはめ込まれています。
楼門を抜けると、すぐに本堂が見えてきます。境内は狭く、こじんまりとしたお寺です。夕方という時間帯もあり、私の他に参拝者は誰もいませんでした。手水舎で身を清めた後に、参拝を行います。布施弁天はお寺なので、神社のように拍手は行いません。参拝方法は、静かに合掌をしてお祈りします。注意点としては、布施弁天の参拝時間は午前6時~午後18時までになっています。それ以外の時間帯には本堂のシャッターが自動で閉まるため、その際はシャッターの前で参拝をすることになります。また、本堂の中は撮影禁止です。
本堂の周辺には、仏舎利(お釈迦様の骨)を祀る三重塔があります。
布施観音像です。優しい表情で見守ってくれています。
こちらは、ぴんぴんころり地蔵です。「ぴんぴん」には健康で長生きすること、「ころり」には寝込まずに楽に大往生するという意味が込められています。
周辺観光
布施弁天の周辺には、あけぼの山農業公園があります。ここは四季折々の花が美しい公園で、チューリップやひまわりなどの名所でもあります。あけぼの山農業公園のコスモスの様子については「100万本のコスモスと風車の共演が最高、あけぼの山農業公園に行ってきました」をお読みください。
感想
今回は、千葉県の布施弁天に行ってきました。とても空いていて静かだったので、安らかな気持ちで参拝をすることができました。バスの本数が少なくて自家用車がないと交通アクセスは不便ですが、関東三弁天の一つとして有名なお寺です。近くのあけぼの山農業公園と共に、是非訪れてみてください。