九州に生息する魚を集めた巨大水族館、マリンワールドに行きました

マリンワールド

九州最大の水族館で福岡県の観光名所になっているマリンワールド。実際に旅行で行ってみたので、水族館の見所やショーの様子、所要時間、行く価値があるかなどを写真つきで詳しく説明していきます。

目次

マリンワールドの概要

九州の近海に住む魚

マリンワールドとは、福岡県福岡市にある九州最大級の水族館です。3階建ての屋内フロアに加え、屋外エリアが一つあります。主に九州地方の魚を展示しており、「九州の近海」や「九州の深海」、「阿蘇水の森」など、館内は10個のテーマに分かれています。2017年4月に大規模なリニューアルオープンをしました。

基本情報

営業時間

午前9時30分~午後17時30分(時期によって変動あり、最終受付は閉館の1時間前まで)

休館日

2月の第1月曜日とその翌日

料金

高校生以上の大人:2300円、中学生:1200円、小学生:1000円、幼児:600円
※お得な前売り券(大人2100円)、海の中道海浜公園とのセット割引券(事前購入で大人2130円)、年間パスポート(大人4500円)あり

交通アクセス

JR海ノ中道駅 ⇒ ( 10分 ) ⇒ マリンワールド

マリンワールドの様子

ここからは、マリンワールドの魅力を詳しく紹介していきます。

九州ならではの海の生物を多数展示

館内は九州の魚をテーマに構成されているため、ここでしか見られない貴重な魚を見ることができます。

ナベカ

こちらは「ナベカ」という名前の魚です。マリンワールドの近くの海にも生息しています。

貝殻に隠れるナベカ

臆病者なのか、すぐに貝殻の中に体を隠してしまいます。顔だけ出した姿は愛らしいですね。

ヤマノカミ

有明海とその周辺のみに生息する「ヤマノカミ」です。二枚貝に卵を産みつける習性があり、私が見たときも貝の中でじっとしていました。

ヨダレカケ

クリクリとした目が特徴的なのは「ヨダレカケ(もしくはタマカエルウオ)」です。水中ではなく陸上で生活しており、なんとジャンプしながら移動するのです。岩の上をピョンピョンと飛び回る様子は少し奇妙で目が離せません。

もちろん定番の魚も飼育しています

クラゲ

暗い館内で幻想的に光り輝くのはクラゲです。世界中に3千種類も生息していると言われるクラゲの中から、九州地方に住むものだけを集めています。

チンアナゴとニシキアナゴ

仲良くみんなで同じ方向に首を伸ばしているのは、子供に人気な「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」です。

サンゴと色とりどりの魚

サンゴと色とりどりの魚が作り出す美しい海の世界です。

ラッコ

ラッコはひたすら毛づくろいに夢中になっていました。

触れるほど近い海の生物に興奮間違いなし

ヒトデ

生物との距離が近いことも特徴の一つです。例えば、「奄美のサンゴ礁」というエリアではヒトデに触れることができます。側には水道があるので、衛生的にも安心です。

ケープペンギン

水族館といえば屋内の展示がメインですが、マリンワールドでは屋外の展示も充実しています。「ペンギンの丘」では、温暖な地域で暮らすケープペンギンが日光浴をしたり、水浴びをしたりと楽しそうです。手前にいる一羽のペンギンが今にも柵を飛び越えてしまうのではないかとヒヤヒヤしました。それくらい生物との距離は近いです。

かいじゅうアイランド

ペンギンの丘の隣には「かいじゅうアイランド」があります。かいじゅうとは、アシカやイルカ、アザラシなど海の哺乳類のことを呼びます。

アシカやアザラシの餌やり体験

面白いのは、なんとアシカやアザラシに餌やりを体験できるのです。上の写真にあるボックスに300円を投入したら、中に入っている餌やりに必要な道具一式を取り出します。その後は、自分でアシカやアザラシを呼び寄せ、トングを使って餌を与えます。とても貴重な体験ですので、是非挑戦してみてください。

迫力満点のショーパフォーマンス

水族館に来たからにはショーは見逃せません。マリンワールドでも、1時間に1回から2回ほど様々なショーを開催しています。

イルカ・アシカショー

まず最初に紹介するのは「イルカ・アシカショー」です。平日にも関わらず、数百人は座れそうな観客席の大半が埋まっていました。アシカが芸をしたり、イルカが高くジャンプしたりと、定番のパフォーマンスを見せてくれるのですが、その中には福岡にちなんだ演出が多数盛り込まれており、東京の水族館とは大きく異なります。そして、もう一つ珍しかったのは、イルカのジャンプだけではなく、クジラも一緒にジャンプを披露してくれることです。ショーの時間は約30分と大変ボリュームがあるにも関わらず、ド派手な演出に引き込まれてあっという間に終わってしまいました。

いわしの餌やりショー

こちらは、外洋大水槽という巨大な水槽で行われるいわしの餌やりショーです。驚くべきことに、この水槽には2万尾以上のいわしを飼育しています。飼育員が水槽に餌を入れると、いわしの大群が一斉に動き出します。つい最近新たに5千尾のいわしが追加されたこともあり、圧巻の景色が広がっています。

館内には本格的レストランあり

レイリー

一階には「レイリー」というレストランがあります。一般的な水族館のレストランは、どちらかといえば軽食向きで、店内は狭くメニューは少ない印象があります。しかし、レイリーには「国産牛鉄板ハンバーグ」や「トマトと魚介のパスタ」、「シーフードカレー」、「あさりのうどん」など、メニューがとても充実しています。また、「クリームたっぷりパンケーキ」や「ドルフィンパフェ」を始めとするデザートも美味しそうでした。

混雑状況

平日でもそれなりに混雑しています。私が行ったときは大勢の小学生が学校の授業で来ていました。イルカショーで前の方の席で見たい場合には早めに確保する必要があります。

所要時間

ショーの時間を除いて、順路に沿って一通り見るのに1時間から1時間30分ほどです。これにショーを見る時間やお土産を買う時間などを加えれば、最低でも2時間はかかると思います。

感想

福岡の旅行を計画するときに、実はマリンワールドに行くかどうか迷っていました。なぜなら、東京にある最新の水族館「アクアパーク品川」や大阪にある世界最大の水族館「海遊館」など、これまで全国各地の水族館に行って来たので、それらと似たような魚しかいないのであれば行く意味がないと思ったからです。しかし、実際に訪れてみると、九州地方に住む魚をテーマにしていることで、初めて見るような魚を楽しめました。今回の記事で紹介した魚はほんの一部です。マリンワールドの周辺には綺麗な花が有名な「海の中道海浜公園」もあるので、是非ご自身で足を運んでみてください。

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