嵐山の絶景が広がる相模湖へ紅葉めぐりのハイキングに行きました

嵐山の紅葉と相模湖大橋

相模湖と言えば関東最大のイルミネーションが有名です。しかし、忘れてはいけないのが紅葉の名所でもあるということです。駅から数分の距離にある相模湖周辺には、嵐山の絶景が広がります。今回は、相模湖周辺の紅葉を見に行きました。

目次

相模湖の概要

相模湖とは、神奈川県相模原市にある湖です。相模湾に流れ込む相模川をダムによってせき止めることで、人工的に作られています。相模湖の周辺には紅葉の見所スポットがたくさんあり、見頃を迎える11月中旬から下旬にかけては絶好のハイキングコースに変わります。特に、県立相模湖公園から見える嵐山の紅葉は、とても美しいことで有名です。

紅葉めぐりのモデルコース

相模湖の周辺には、紅葉の名所や観光スポットが幾つかあります。そのため、自分の体力や使える時間に応じて、事前にどこへ行くか調べておくと、当日困らずに満喫することができます。

初級コース

一番手頃なのは、県立相模湖公園に行き、そこから嵐山の紅葉を眺めることです。相模湖駅から徒歩で10分ほどで到着するため、秋から冬の時期に開催されている相模湖プレジャーフォレストのイルミネーションが始まる時刻までの暇つぶしに行くこともできます。所要時間が30分ほどで相模湖の紅葉を体験できる初心者向けのコースです。

中級コース

県立相模湖公園だけでは物足りないという人は、そこから徒歩で5分近く歩き、相模湖大橋に行くのがおすすめです。相模湖大橋からは、相模ダムを眺めることができます。また、橋を渡り切った後には嵐山洞門(あらしやまどうもん)というトンネルもあります。1時間程度の所要時間で、紅葉以外にも橋やダムを間近から見られる満足度の高いコースです。

上級コース

相模湖大橋からさらに20分~30分ほど歩いて弁天橋まで行くコースです。ここは紅葉の名所として有名な場所で、橋の上からは一面の秋景色が広がっています。相模湖駅から県立相模湖公園、相模湖大橋、相模ダム、嵐山洞門、弁天橋という主要なスポットを全て巡るハイキングコースで、片道は約45分かかります。往復の時間や写真撮影などを考慮すれば、全体で約2時間の時間が必要になります。

相模湖の紅葉の様子

今回は、11月18日に相模湖へ行ってきました。午前中に高尾山の紅葉を見に行き、相模湖駅に着いた時間は午後の14時頃です。夜から始まるさがみ湖イルミリオンまで時間があったので、上述したモデルコースの中では上級コースを選びました。なお、高尾山の様子については「赤く染まる山道、富士山の絶景、美味しい蕎麦、全てがそろう高尾山に紅葉を見に行きました」、さがみ湖イルミリオンについては「関東最大のイルミネーションで感動に包まれる、さがみ湖イルミリオンに行きました」をお読みください。

県立相模湖公園

県立相模湖公園

県立相模湖公園は、相模湖駅から徒歩で10分ほど歩くと到着します。案内の看板が幾つかあって私は迷いませんでしたが、不安な人は事前に調べておくと良いでしょう。敷地内には、ガラスのオブジェや芝生の広場などがあります。

相模湖

相模湖に面しているため、公園の横には雄大な湖が広がります。釣りをしている人やボートに乗っている人も見かけます。また、水辺の広場には相模湖へ向かってベンチが置かれており、数組の男女が座って眺めていました。その他には人はおらず、とても静かで空いていました。

嵐山の紅葉

公園からは嵐山の紅葉が見えます。

相模湖の紅葉

私は晴れた日の午後に訪れたのですが、湖の方向が逆光になってしまい、紅葉の色があまり分かりませんでした。天気が少し曇りの方が紅葉は色が映えるかもしれません。

相模湖大橋

相模湖と相模湖大橋

県立相模湖公園から歩道を5分ほど歩くと相模湖大橋に到着します。相模湖を代表する橋で、アーチの形がカッコイイです。遠目から見ると、湖や背景の紅葉が一緒に映って美しいです。

相模湖大橋の外観

橋の上には左右に歩道があって渡ることができます。ただし、道路には速度が速い車がたくさん走っているので注意が必要です。

嵐山の紅葉と相模湖大橋

相模湖大橋を渡った先は嵐山につながります。

相模ダム

相模ダム

相模湖大橋からは相模ダムが見えます。そこまで面積は大きくありません。

嵐山洞門

嵐山洞門

嵐山の下には嵐山洞門というトンネルがあります。道路わきには歩道が整備してあって、30分ほど歩き続ければ相模湖プレジャーフォレストに到着します。

嵐山洞門と嵐山

嵐山洞門と嵐山の外観です。

嵐山洞門と嵐山

弁天橋

相模湖大橋を渡った先から、嵐山洞門とは反対側へ1キロほど歩くと弁天橋に着きます。車道の横には狭い歩道があって一応歩くことができます。

山中を通る橋

弁天橋へ向かう途中にも、周りを見渡せば美しい光景が広がっています。自然が豊かな場所で、小さい子供を含めてハイキングをしている人を多く見かけました。

弁天橋へ向かうハイキングコース

ひたすら道路沿いを進んだ後には、「ダヤンのお店」というカフェの手前にある「神奈川県県立津久井養護学校」の横から脇道に入っていきます。途中からは上の写真のように急な下り坂になっており、滑りそうでかなり危険な場所です。折り返そうか迷いましたが、せっかく苦労してここまで来たのでそのまま進みました。

弁天橋の外観

足元が不安定な山の中を10分ほど歩き続けると、ようやく弁天橋に到着しました。橋自体はシンプルな外観で小さいです。

弁天橋から見える紅葉

橋の上からは紅葉の絶景が広がります。ただし、こちらも逆光ではっきりとは見えませんでした。相模湖駅から弁天橋までは徒歩だと結構な距離があるので、わざわざ来る価値があるかどうかは意見が分かれそうです。

相模川に映る紅葉

相模川の水面には紅葉が反射して映っています。

弁天橋と周囲の紅葉

弁天橋の下側から撮影すると、橋の外観と紅葉、相模川が同時に写せます。

感想

今回は、神奈川県の相模湖へ行ってきました。特に県立相模湖公園は、紅葉の名所としては驚くほど空いているし、嵐山の紅葉はとても綺麗でした。また、周辺の相模湖大橋やダムも頻繁に見るものではないので珍しくて面白かったです。駅からは徒歩数分で行けるほど近いので、秋の時期にさがみ湖イルミリオンへ行く際には、紅葉も見に行ってみてください。

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