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天才画家の過去最大の回顧展、国立新美術館へダリ展を見に行きました

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天才画家として知られ、絵画以外にも映画や舞台などの幅広い分野で活躍したサルバドール・ダリ。六本木の国立新美術館では、日本で過去最大規模となるダリの回顧展が開催されています。今回は、国立新美術館のダリ展を見に行ってきました。

ダリ展の概要

スペインで誕生し、20世紀を代表する芸術家として人気を集めたサルバドール・ダリ。日本では10年ぶりとなるダリの回顧展が東京都六本木の国立新美術館で開催されます。スペインおよびアメリカで保管するダリコレクションに加え、日本国内の重要作品を合わせて約250点の作品が展示され、これは日本における過去最大規模のダリ展になります。

開催期間は、2016年9月14日〜12月12日で、開催時間は午前10時〜午後6時(金曜日のみ午後8時)です。毎週火曜日が休館日になっているので注意してください。料金は、大人1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下が無料になります。20名以上の団体客の場合には200円引きになります。また、200円割引の前売券が6月2日〜9月13日まで販売されていましたが、現在は購入することができません。

ダリ展は以下の8つのテーマに分かれています。

・第1章 初期作品
・第2章 モダニズムの探求
・第3章 シュルレアリスム時代
・第4章 ミューズとしてのガラ
・第5章 アメリカへの亡命
・第6章 ダリ的世界の拡張
・第7章 原子力時代の芸術
・第8章 ポルトリガトへの帰還―晩年の作品

若い頃の作品から晩年の作品へと年代順に展示されていますので、その時々の価値観や情勢などによって画風が変わる様子を楽しむことができます。

国立新美術館への交通アクセス
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅の6番出口に直結しています。また、日比谷線と大江戸線の「六本木」駅から徒歩10分ほどです。六本木駅から歩く場合には正面入口から入場し、乃木坂駅から行く場合には西入口から入場することになります。西入口側にも券売所が用意されていますので、乃木坂駅の6番出口から案内に従って進んでいけば、そのままダリ展を鑑賞することができます。

ダリ展の様子

今回は、10月13日の平日12時頃にダリ展へ行ってきました。

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六本木駅から国立新美術館へ向かって歩き、正門を抜けると、美術館の外観と券売所が見えてきます。乃木坂駅の6番出口から行った場合には、上の写真とは別の通路、券売所を利用することになります。

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国立新美術館の庭にはダリ展の看板が多くあり、大々的に宣伝されています。

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私は前売り券を持っていなかったので、券売所で入場チケットを購入します。平日なので並んでいる人は誰もおらず、案内をしているスタッフが立っているだけです。

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購入した当日券を握りしめて、国立新美術館の建物に入っていきます。

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ダリ展は「企画展示室1E」という場所で開催されています。ここは正面入口および西入口と同じフロアの1階にありますので、エスカレーターに乗る必要はありません。ダリ展の入場口の隣にはロッカールームがあり、大きな荷物がある人は利用してください。

ダリ展の特徴

ダリ展の中はカメラ撮影が禁止になっていますので、文章で特徴を紹介していきます。

常識を覆す奇抜な作品が多数

ダリが描く絵画は見たこともないような奇抜な作品が多く、とにかく飽きずに鑑賞することができます。初期の作品こそ風景を描いた標準的なものが多いですが、大人になるに従って常識にとらわれない自由な発想が開花されていきます。その中から、特に印章に残った作品を一部紹介します。

・皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン
目玉焼きを乗せたフランスパンが、ポルトガルパンを襲う絵

・形態学的なこだま
縦横3つずつ全く異なる9つの物体が同じ大きさに描かれた絵

・オーケストラの皮を持った3人の若いシュルレアリストの女たち
オーケストラの楽器が紙のように薄くペラペラになっている絵

・ラファエロの聖母の最高速度
聖母像が動的なエネルギーによって旋回し、幾何学的な形へ解体される絵

多彩な芸術作品

一般的な美術展は絵画だけしか展示されていませんが、ダリ展の場合は他にも彫刻や映画、書籍、宝飾品など幅広い分野の芸術作品が展示されています。特に珍しかったのは、ダリが作成に携わった映画がスクリーンで上映されていることです。スクリーンが3箇所あり、「アンダルシアの犬」、「黄金時代」、「白い恐怖&デスティーノ」という作品の映像が流れます。

最初の二つはかなりグロテスクな内容が含まれており、刺激の強い作品が含まれていることの注意書きがあるほどです。ダリとディズニーがコラボして制作された「デスティーノ」という映画にはグロテスクな内容はなく、とても面白いので、是非見てほしいです。

一つの作品あたり5分〜10分くらいの上映時間です。スクリーンの前には椅子が用意されていますが、全員は座ることができないので、それ以外の人は後ろで立ち見になります。「黄金時代」は休憩所の奥という分かりにくい場所で上映していますので、見落とさないように注意してください。

音声ガイド

入り口に有料の音声ガイドが用意されていますので、解説を聞きながら鑑賞したい人は利用してください。ナビゲーターは、ダリの大ファンという俳優の竹中直人さんです。収録時間は約35分で、料金は550円です。

館内は非常に寒い

作品保護のため、館内はとても寒くなっています。そのため、寒かったときのために上着を用意していくことをおすすめします。また、スタッフに言えばストールの貸し出しを行っています。

年齢層は高め

美術展ということで来場客の年齢層は高めですが、若い人や外国人もそれなりに多く見かけました。親に連れて来られた幼い子供もいましたが、少数派です。一人で見に来ている人は多かったです。

お土産売り場

全ての展示を見た後には、お土産売り場があります。

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まず目を引くのは、巨大なガチャガチャが設置されていることです。1まわし=1ダリ=300円で利用することができて、レバーを回すと卵型の入れ物が転がってきます。

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その中には、ダリの作品にちなんだピンバッチが入っています。全部で7種類ありますので、どれが当たるかは運次第です。ガチャガチャを購入している人は多く、人気があるようでした。卵が上手く転がらなくて途中で止まってしまったりと、誰かがやっているのを見ているだけでもシュールで面白いです。

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お土産の中には、フィゲラスのダリ劇場美術館とフロリダのダリ美術館から直輸入したグッズも販売されています。こちらは、国内では入手困難な海外製のレア商品になります。

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他にも、お土産の種類は充実しています。トートバックやキーホルダー、タオルやTシャツなど、色々とあって欲しくなってしまいます。値段はどれも高めの設定です。

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メイ・ウェストの部屋

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お土産ショップの隣にあるのが、スペインのダリ劇場美術館にある「メイ・ウェストの部屋」を再現した部屋です。この部屋には二つの絵画、二つの口がある暖炉、赤いソファーが置かれています。

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この部屋をある方向から眺めると、メイ・ウェストという女優の顔が出現する仕掛けになっています。メイ・ウェストの部屋を見る際には列に並んで、一組ずつ順番に、顔が見える位置から撮影していきます。

所要時間

全体を見るのに約2時間かかりました。国立新美術館の企画展はいつも作品の展示数が多くて見応えがありますので、比較的時間が必要です。ずっと立っていると疲れるので、途中にある椅子や休憩所を利用してみてください。

混雑状況

平日にも関わらず、かなり混雑しています。ダリ展が9月に始まってから1ヶ月近くが経過したので空いていると思っていましたが、今でも混んでいました。基本的には、前の人について列になりながら作品を鑑賞していきます。そのため、人気の作品の前に来ると少しだけ待つ可能性があります。ただし、入場待ちや入場制限がかかるほどではありません。美術展は焦って見るものではありませんので、個人的には混んでいても全く苦になりませんでした。

感想

今回は、国立新美術館で開催されているダリ展を見に行ってきました。見たこともないような奇抜の作品が多く、こんな発想もあるのだと刺激を受けました。私は美術についてはド素人で、ポスト印象主義とかシュルレアリスムと言われてもよく分かりませんが、作品の横にある解説を読みながら、「この作品は何を意味しているのだろう」などと思いを巡らせながら鑑賞すると、十分に楽しめました。ダリ展は12月の中旬まで開催されていますから、芸術の秋の季節に是非行ってみてください。

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