自然と遊び場が充実、子連れの家族に最適な森林公園へ行きました

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東京ドーム65個分の広大な敷地を持ち、日本初の国営公園である森林公園。園内には四季折々の草花が咲き、子供が楽しめるようなアスレチックや水遊び場なども充実しています。今回は、埼玉県の森林公園へ行ってきました。

目次

森林公園の概要

森林公園とは、埼玉県の滑川町にある国営公園です。正式名称は「国営武蔵丘陵森林公園」ですが、最寄駅が「森林公園」駅ということもあり、単純に「森林公園」と呼ばれることが多いです。1974年に開園し、現在は日本全国に17個ある国営公園の中で最も古い歴史を持ちます。

休園日は年末年始と1月のみです。開園時間は季節によって異なっており、3月から10月の場合は午前9時30分~午後5時まで開園しています。入場料は、高校生以上の大人が410円、小・中学生の子供が80円、65歳以上が210円となっています。年間パスポートは、通常料金の10倍の値段で、それぞれ4,100円、800円、2,100円です。また、昭和の日やみどりの日など、年に数回は無料開園日が設定されています。

森林公園への交通アクセス
東武東上線「森林公園」駅から森林公園南口行の路線バスに乗車し、終点で下車します。乗車時間は約10分で運賃は210円です。ただし、この直通バスは土日と祝日にしか運行していません。平日の場合は、熊谷駅南口行または立正大学行のバスに乗車し、「滑川中学校」か「森林公園西口」で下車します。また、車で行く場合には駐車場代が620円になります。

森林公園の園内マップ

森林公園は東京ドーム65個分の広さがあり、西口エリア、中央口エリア、南口エリア、北口エリアの4つに分かれています。各エリアに駐車場がありますので、事前に行きたいスポットを調べておき、最寄りの駐車場やバス停を利用すると良いです。北口から南口までは徒歩で1時間以上かかる距離なので、間違った入り口から入場してしまうとかなり遠回りになってしまいます。

以下に、各エリアにある主な施設の一覧を記載しておきます。

1、西口エリア
・冒険コース
・むさしキッズドーム
・水遊び場
・西口ひろば
・渓流広場
⇒本格的なアスレチックや水で遊べる池など、子供が楽しめる設備が充実しているエリアです。テントを持参した家族連れが多く、幼い子供がいる場合には西口エリアが良いと思います。

2、中央口エリア
・都市緑化植物園
・ハーブガーデン
・ボーダー花壇
・植物園展示棟
・彫刻広場
・中央レストラン
⇒植物の展示や花畑など、草花を見たい人におすすめのエリアです。逆に、子供が遊べるような場所はありません。

3、南口エリア
・ぽんぽこマウンテン
・運動広場
・野草コース
・梅林
⇒幼い子供に大人気のぽんぽこマウンテンがあるエリアです。同じく子供が遊べるスポットが充実している西口エリアからは徒歩で30分ほどの距離があるため、両方のエリアで遊びたい場合には少し大変です。また、春の季節には梅や桜が綺麗な場所です。

4、北口エリア
・ドッグラン
⇒入場料が無料の広大なドッグランがあるエリアです。それ以外には施設がないので、犬を連れていない人は行く必要がないでしょう。

森林公園の様子

今回は、8月の中旬に森林公園へ行ってきました。事前に行きたいスポットを調べておき、西口エリアからスタートです。

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森林公園という名前の通り、園内には無数の木々が植えられています。様々な草木を鑑賞しながら園内を移動していきます。

植物のドーム

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西口エリアに植物のドームがあります。種類としては、花のドームや実のドーム、緑陰のドームがあります。

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植物のドームの中には入ることができます。上の写真は、実のドームの中にある千成びょうたんです。他にも、アップルゴーヤなどが植えられていました。

ブルーサルビア

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植物のドームの隣にある丘に咲くのがブルーサルビアです。夏から秋にかけて見頃になる花で、ちょうど今が満開の時でした。なお、8月の下旬に切り戻しを予定しているようで、9月になると再び美しく咲き始めます。

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ブルーサルブアの間には、一部ホワイトサルビアが混ざっています。約2万株のブルーサルブアが咲いているため、かなり遠くまで紫色の景色が広がっています。

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ケイトウ

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ブルーサルビアの反対側に咲いているのが約2万4千株のケイトウです。私が行った時には見頃はじめの時期でしたが、それでも十分に綺麗でした。赤色と黄色のケイトウが絨毯のように咲いています。

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鮮やかな赤色で、ニワトリのトサカのような面白い形をしています。

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西口ひろば

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西口エリアにある広大な芝生です。モリモリボールという大きなボールがあり、多くの子供が遊んでいました。モリモリボールの数には余裕があり、足りないことはなさそうでした。

ハーブガーデン

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中央口エリアの植物園展示棟の隣にあるハーブガーデンです。ハーブガーデンの中は、金色の庭、銀色の庭、ポタジェ、ハーブ見本園、エントランス花壇、ハーブ畑の6つのエリアに分かれています。植物を手で触ることが許可されていますので、鼻の近くまで持ってきて香りを楽しむことができます。

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上の写真は、ローズマリーという植物です。展示されている数多くのハーブ類の中でも、ひと際強い香りを発していました。

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森林公園以外にも何度かハーブ園は見たことがありますが、過去最高に広くて種類が充実していました。しかも、他には誰も観光客がいなくて素敵な空間を独り占めできました。

ボーダー花壇

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長さが約300メートルもある巨大な花壇です。見たこともないような珍しい植物が沢山植えられています。

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コキア

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南口の運動広場花畑にあるコキアです。西口エリアからは徒歩で30分ほどの距離があります。

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約6000株のコキアが視界全体に広がります。初めてコキアを見ましたが、真ん丸でモコモコにふくらんでいます。コキアは8月上旬から11月上旬が見頃の時期で、10月中旬頃になると紅葉します。今は爽やかな緑色ですが、秋になると鮮やかな赤色に移り変わります。

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よく見ると、親子のコキアを発見しました。

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白ソバ花畑

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コキアの隣に白ソバの花畑がありました。7月中旬~8月中旬が見頃で、約20万本の花を鑑賞できます。ちなみに、この花の種子からそば粉が作られます。

ぽんぽこマウンテン

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南口エリアにある日本一大きなエアートランポリンです。多くの子供たちがジャンプをして遊んでいました。子供と一緒に親も楽しめるようですが、混んでいる場合には大人の利用が制限されるようです。

園内バス

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有料の園内バスが運行しているため、徒歩で移動することが大変な人は利用すると良いです。園内全体には10個近くの停留所があり、1時間に1本か2本くらいのバスが運行しています。乗車料金は、1回あたり大人210円、中学生以下の子供が100円です。また、400円で1日乗り放題のフリーパスもあります。園内バスに乗っている人は少なく、満員で乗れないことはなさそうでした。

所要時間

園内全体が非常に広く、全てのスポットを見ようと思えば1日あっても足りません。行きたい場所がどれ位あるかによって所要時間が大きく変わるため、一概に時間を指定することは難しいです。徒歩で移動すれば相当な時間が必要ですが、園内バスを利用すれば時間短縮になります。また、子供が遊べる施設が沢山あるので、家族連れであれば午前中から午後まで1日中楽しめると思います。花を見られるスポットも西口から中央口まで点在しているので、植物鑑賞だけが目当ての人も半日は必要です。

混雑状況

あまり混んでいる印象は受けませんでした。アスレチックや水遊び場、ぽんぽこマウンテンなどは沢山の子供でにぎわっていますが、花を見ている人は少なく、かなり空いている環境で楽しむことができます。

感想

今回は森林公園へ花を見に行ってきました。ブルーサルビアやケイトウ、コキアなど、あまり有名ではない植物を多く鑑賞できました。夏の季節に徒歩で歩くことは大変でしたが、植物の展示が非常に充実しており、花や草木に興味がある人はとても楽しめる場所でした。また、子供が楽しそうに遊んでいる姿が印象的で、家族連れにはぴったりのスポットだと思います。夏休みなどを利用して是非行ってみてください。次回は、ヤマユリや梅なども見に来たいと思いました。

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