お江戸の金魚ワンダーランドを開催しているすみだ水族館へ行きました

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東京都のソラマチにあるすみだ水族館では、現在夏のイベントとして「お江戸の金魚ワンダーランド」を開催しています。イベント期間中には、日本最大の金魚展示ゾーンが設置され、金魚づくしの水族館に変わります。今回は、すみだ水族館のお江戸の金魚ワンダーランドへ観光してきました。

目次

お江戸の金魚ワンダーランドの概要

すみだ水族館とは、東京都のソラマチ5階と6階にある水族館です。ソラマチとは、東京都の一大観光スポットであるスカイツリーを有する商業施設で、数多くの飲食店やお土産ショップ、プラネタリウムなどがあります。すみだ水族館の営業時間は9時~21時で、入場料は大人2050円です。詳しくは「すみだ水族館のペンギンピクニックで光とペンギンのコラボを鑑賞」という記事をお読みください。

すみだ水族館への交通アクセス
「とうきょうスカイツリー」駅または「押上」駅で降りると、すぐにソラマチの入り口があります。そして、ソラマチ5階のスカイツリーの隣に、すみだ水族館の入場ゲートがあります。

すみだ水族館では、1年を通して様々なイベントや企画が実施されます。最近では、「ペンギンピクニック」というプロジェクションマッピングが行われていましたが、このイベントは2016年7月10日に終了してしまいます。一方で、2016年7月1日〜9月30日にかけて、新たに「お江戸の金魚ワンダーランド」というイベントが開催されます。

お江戸の金魚ワンダーランドでは、日本最大規模の金魚展示ゾーンが設置され、様々な種類の金魚を鑑賞することができます。また、目黒雅叙園で開催される「和のあかり×百段階段」展とコラボレーションしており、館内には金魚ちょうちんや江戸風鈴が飾られ、和の雰囲気が漂う空間に仕上がっています。

お江戸の金魚ワンダーランドの感想

今回は、平日のお昼にお江戸の金魚ワンダーランドへ行ってきました。実はすみだ水族館に来たのは初めてではなく、過去に何度も訪問しています。今回も年間パスポートを利用して無料で入場しました。

それでは、ここからはお江戸の金魚ワンダーランドの様子についてレポートしていきます。すみだ水族館を入場すると、クラゲのコーナーやペンギンのコーナーなどがありますが、その一番最後にお江戸の金魚ワンダーランドのコーナーがあります。

千鳥ちょうちん

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目黒雅叙園で開催される「和のあかり×百段階段」展とコラボした150個の千鳥ちょうちんです。場所は、チンアナゴなどが見られる「サンゴ礁」のコーナー近くにあります。薄暗い館内の中で、ちょうちんの淡い光が綺麗です。

江戸風鈴テラス

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500個の江戸風鈴がつるされている江戸風鈴テラスです。場所は、千鳥ちょうちんと同様に「サンゴ礁」のコーナー近くにあり、江戸風鈴テラスからは金魚の水槽やペンギンのプールなどを眺めることができます。江戸風鈴は一つずつ手作りのため、同じ形や柄でも鳴る音が微妙に異なるそうです。実際には風鈴の音色はあまり聞こえなかったように感じますが、これだけ沢山の風鈴を一度に眺める機会は初めてだったので新鮮です。

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アップで見るとこんな感じです。このような風鈴が、ペンギンのプールがある下の階へと続く階段上につるされています。すみだ水族館に初めて来た人には少し分かりにくい場所にあり、通常の魚の展示に目を奪われていると見落とす可能性があります。事前に風鈴の存在を把握しておき、忘れないようにしましょう。

江戸リウム

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約100メートルに及ぶ巨大な金魚の展示ゾーンで1000匹の金魚を鑑賞できるのが「江戸リウム」です。見せ方も工夫されており、上の写真のように屋台のような場所に展示されている水槽もあります。

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ただ金魚を展示するだけではなく、期間限定で金魚が誕生したルーツに関する解説もあります。金魚の祖先は「フナ」で、フナの中から突然変異で赤色になったものが原点になっています。お江戸の金魚ワンダーランドでは、金魚になる過程の生物が実際に展示されており、上の写真のようにフナやリュウキンといった魚が鑑賞できます。

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ぷっくりと太ったような丸い形が愛らしい「ランチュウ」という品種の金魚です。泳いでいるときの顔が可愛く、見ているだけで癒されます。

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その他にも、デメキンやタンチョウといった合計23種類の金魚が展示されています。江戸リウムは2016年7月からリニューアルしたようで、以前よりも金魚の展示エリアが広くなっていました。ちなみに、期間限定で楽しめるのは、江戸風鈴や金魚ちょうちん、各種金魚の体験プログラム、金魚の食事メニューなどです。この江戸リウム自体は「お江戸の金魚ワンダーランド」に関係なく常設展示されていますので、いつでも見ることができます。

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写真は掲載しませんが、実際にはこの数十倍の水槽が設置されています。品種ごとに色や形、大きさが異なりますので、見比べながら鑑賞してみてください。

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金魚ちょうちん

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職人が手作りした150個の金魚ちょうちんです。金魚の水槽があるところの天井につるされています。金魚ちょうちんが飾ってあるエリアは一定時間ごとに暗くなるようになっており、金魚ちょうちんの光が夜の夏祭りのような幻想的な雰囲気を生み出しています。

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金魚ちょうちんは、上の写真のように一定方向に長く飾られています。やはり、この金魚ちょうちんの写真を撮っている人が沢山いました。

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出口の近くには、巨大な金魚の置物がありました。

金魚の食事メニュー

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館内にあるペンギンカフェでは、金魚にちなんだ期間限定の食事が販売されています。金魚鉢の容器が持ち帰れる「金魚ソーダ」や金魚の赤色をイメージした「金魚ソフトクリーム」、そして「金魚カクテル」なんかも売っています。少し値段は高めですが、気になる人は食べてみてください。

マゼランペンギンの赤ちゃん

すみだ水族館では、2016年の6月16日にマゼランペンギンの赤ちゃんが誕生しました。そこで、「Happy Penguins」と題して、7月5日〜7月31日の11時〜15時になるとマゼランペンギンの赤ちゃんを鑑賞できます。場所は、6階の「ペンギンのゆりかご」というブースで、6階から5階へ向かう途中にあります。マゼランペンギンの赤ちゃんを鑑賞する場合は列に並ぶ必要があり、私が行ったときには常に5、6名が並んでいるようでした。ただし、ペンギンの赤ちゃんを間近から鑑賞するだけなので、ほとんど待つことはなく、すぐに順番が回ってきます。今回はあえて写真を撮りませんでしたが、フラッシュをたかなければ写真撮影は可能です。実際に、カメラや動画を撮影している人がいました。生まれた時の体重はわずか100グラムでしたが、すくすくと成長している姿が鑑賞できます。1年で1回だけ今しか見られませんので、絶対に見逃さないようにしましょう。

その他の魚

すみだ水族館には、金魚以外にも様々な魚が展示されてます。

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所要時間

所要時間は、およそ1時間30分です。比較的小さめの水族館なので、さらっと一通り見るだけなら1時間くらいです。初めて来た人のように、一つ一つの水槽をじっくりと長時間鑑賞する場合には1時間以上必要になります。金魚の展示に関しては、15分〜20分くらいあれば十分鑑賞できます。

混雑状況

平日に行きましたが、比較的空いています。過去に来たときと比較しても、特別混んでいるようには感じませんでした。入り口で入場チケットを購入する窓口もかなり空いており、平日であれば何の問題もなさそうです。

スカイツリー

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すみだ水族館の隣にはスカイツリーがあります。私も展望台へ登ったことがありますが、平日であれば20分〜30分ほどで入場できます。また、「天空」というコニカミノルタのプラネタリウムもおすすめですよ。快適でいつも眠くなってしまいますが・・・。

感想

今回は、お江戸の金魚ワンダーランドを開催しているすみだ水族館へ行ってきました。いつもよりも金魚の展示面積が増えていて、パワーアップしていました。また、金魚ちょうちんや江戸風鈴など、楽しませる雰囲気づくりも素晴らしいです。マゼランペンギンの赤ちゃんも鑑賞できる今の時期に、是非行ってみてください。

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