アナベルの雪山が絶景な東京サマーランドのあじさい祭りへ行きました

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首都圏でも最大級のあじさいの名所である東京サマーランド。約60品種1万5千株のあじさいが咲き、純白のアナベルが一面に咲く「アナベルの雪山」は非常に有名です。今回は、東京サマーランドへあじさいを見に行ってきました。

目次

東京サマーランドとは

東京サマーランドとは、東京都あきる野市にある大型の総合レジャー施設です。広大な敷地の中には、プールや遊園地など家族みんなで楽しめる設備が充実しています。特に、プールやウォータースライダーなど水を用いたアトラクションが有名で、日本最大級の流れるプールがあります。

東京サマーランドのあじさい園とは

東京サマーランドでは、自然と癒しをテーマに「愛犬と一緒に自然との共生を体験できる」という理念に基づいて、2015年に「わんダフルネイチャーヴィレッジ」がオープンしました。園内には、ドッグランやドッグプールなど犬と一緒に遊べる施設が沢山あり、愛犬を連れて一緒に遊ぶことができます。また、園内にあるハイキングコースにはあじさい園が広がり、首都圏では最大級の約60品種1万5千株のあじさいが咲き誇ります。

あじさい祭りの開催期間は2016年6月11日~7月8日です。時間は、平日が10時~17時、土日が9時~17時です。通常は木曜日が休園日ですが、あじさい祭りの期間中は無休のため、木曜日も営業しています。わんダフルネイチャーヴィレッジへの入園料は、大人600円、小学生以下の子供が300円、犬が600円です。一応、東京サマーランドの中にわんダフルネイチャーヴィレッジがあるという位置づけのようですが、入園料は別々です。そのため、あじさいを見るだけではなく、プールや遊園地などの施設を利用する場合には別途入園料が必要になります。

東京サマーランドのあじさい園への交通アクセス
JR五日市線「秋川」駅から路線バスで約10分またはタクシーで5分です。もしくは、「八王子」駅から路線バスで約30分です。路線バスは、プールのある東京サマーランドまでしか運行していないため、東京サマーランドからわんダフルネイチャーヴィレッジまでは無料の送迎バスがあります。スタッフの人に尋ねてみてください。さらに、あじさい祭りの開催期間中の平日だけ、秋川駅から直接わんダフルネイチャーヴィレッジへ向かう無料送迎バスが運行しています。詳細は以下の「無料送迎バスについて」をお読みください。

無料送迎バスについて

東京サマーランドの最寄駅である「秋川」駅からは、あじさい園のある「わんダフルネイチャーヴィレッジ」へ向かう片道10分ほどの無料送迎バスがあります。ただし、私が実際に利用したところ、幾つか注意点がありますので説明します。

・あじさい祭りが開催している期間中の平日のみ運行
あじさい祭りの期間外や土日には無料送迎バスが運行していません。その場合は、秋川駅からタクシーまたは路線バスで向かうことになります。

・秋川駅の北口2番のりばから乗車
秋川駅に着いて無料送迎バスに乗る場合に、どこで待っていれば良いかですが、残念ながらホームページには何も記載がありません。私が利用したところ、北口バスターミナルの2番のりばに無料送迎バスが到着しました。ここは本来のところ路線バスが発着するのりばであるため、無料送迎バス以外の有料のバスも到着します。しかも、分かりにくいことに路線バスの行き先が「東京サマーランド」となっているため、間違って路線バスの方に乗車してしまうと、わんダフルネイチャーヴィレッジではなくてプールがある東京サマーランドに到着してしまいますし、運賃も必要になります。そのため、路線バスに乗らないように注意してください。

・帰りは混雑する可能性がある
行きの無料送迎バスは空いていましたが、帰りのバスはかなり混雑していました。帰りに13時45分の無料送迎バスに乗ろうとしたところ、まだ10分ほど前なのにバスの待合所には既に30人ほどの人が待っていました。何とか全員バスに乗ることができましたが、バスの中は満員電車のような感じで、それ以上は乗車することができませんでした。もしも乗れなかった場合、次のバスは1時間後になってしまいますので、心配な人はちょっと早めに並ぶと良いかもしれません。

あじさい園の様子

今回は、6月25日の平日12時頃にわんダフルネイチャーヴィレッジへ行ってきました。秋川駅から無料の送迎バスに乗車し、10分程乗っていると到着です。

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入り口を通過すると、鮮やかなマリーゴールドが出迎えてくれました。

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園内にある秋川湖の先には、東京サマーランドの観覧車が見えます。それでは、ここからはスポット別に紹介していきます。

ピンクアナベルとアナベル園

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マリーゴールドの先へ少し進むと、ピンクアナベルの丘が見えてきます。白いアナベルは有名ですが、こんなに沢山のピンク色のアナベルを見たのは初めてです。また、ピンクアナベルの上側には、通常の白いアナベルも咲いています。なお、ここはアナベルの雪山ではないので注意してください。

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ピンクアナベルと白いアナベル園の間には歩道が設置されており、アナベルに囲まれた空間を歩くことができます。わんダフルネイチャーヴィレッジは犬と一緒に遊べることが特徴ですので、この周辺ではアナベルを背景に犬を撮影している飼い主を見かけました。

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ユリ

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ピンクアナベルの隣には、約40種4000本のユリが咲いています。

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ハイキングコース

一番の見所である「アナベルの雪山」は、ハイキングコースの終点にあります。ハイキングコースは片道約15分ほどの山道で、アナベルの雪山までは300~400メートルの距離があります。

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ハイキングコースでは、春は桜、秋は紅葉などが咲き、梅雨の現在はもちろんあじさいが満開です。ただし、私が行った時には少し見頃を過ぎており、一部枯れていました。上の写真は、姫アジサイという品種です。

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ハイキングコースは上の写真のように坂道になっています。頂上への行き方は2通りあり、上の写真のように階段を使うか、アスファルトの滑らかな坂道を歩くことになります。結構、坂の傾斜がきつく、年配の方や足腰が弱い人は苦労する可能性があります。実際に、中には辛そうに歩いている人もいるようでした。このハイキングコースを登れないと「アナベルの雪山」が見られませんから、それでは行く意味があまりありません。そのため、不安な人は事前に問い合わせを行って確認すると良いでしょう。

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10分ほど歩くと、アナベルの雪山が見えてきました。この日は曇りの天候でしたが、坂を上ってきたのでかなり汗をかきました。タオルやうちわなどを持参することをおすすめします。

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いよいよアナベルの雪山に到着です。山の斜面には約3000株のアナベルが咲いており、都内にあるあじさいの名所でもこれだけ沢山のあじさいが密集しているスポットはありません。テレビなどのマスコミでも毎年紹介されています。

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真下から見上げた写真です。見渡す限り、もの凄い数のアナベルが咲いています。

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階段を上ると展望台があり、上からもアナベルを眺めることができます。

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アナベルの雪山の近くには、別の種類のあじさいも沢山咲いています。上の写真は「八重カシワバ」という品種です。

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最後に、ハイキングコースで見かけたアナベル以外のあじさいを紹介します。

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園内の食事処

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園内で食事をする場所は3箇所あります。まず一つ目は、上の写真にある「AZEKIRI(アゼキリ)」というレストランです。ここはペット同伴可のレストランで、石窯で焼いたピザや旬の地産野菜を使ったパスタなどのメニューがあります。1時30分頃に店の前まで行ったところ、テラス席はほとんど埋まっているようでした。二つ目の食事処は、入り口近くにある「お休み処」を利用することです。そばやうどん、たこ焼きなどの軽食が売られており、屋根付きの部屋で自分の好きな席に座って食事ができます。こちらはほとんど誰も利用していない感じで空いていました。三つ目は、ハイキングコースの途中にある小さな売店です。ソフトクリームやかき氷、名物の三福(みつふく)だんごなどが売られています。ここもかなり空いていました。AZEKIRIだけが本格的なレストランという感じで、残りはどこにでもあるような店です。

開花状況

園内の案内にはアナベルが「見頃」と書かれており、確かにアナベルは満開で綺麗でした。ただし、それ以外の品種のあじさいは少しだけ見頃を過ぎているようでした。アナベルは他の品種よりも遅咲きなので、どちらか一方を選ぶしかありません。アナベルの雪山が目当てなら、6月下旬のちょうど今がベストシーズンだと思います。

所要時間

園内全体のあじさいを鑑賞するだけなら1時間30分あれば十分だと思います。食事や休憩、ドッグランなどを行う場合には、別途時間が必要です。また、アナベルの雪山までのハイキングコースは片道15分くらいでした。

混雑状況

平日の12時過ぎに訪問しましたが、比較的空いていました。園内が広いため、人がばらけてくれます。私が行った時には、アナベルの雪山周辺には15人くらいの人がいました。

周辺ランチ

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私は東京サマーランドで食事をせずに、秋川駅周辺でランチを食べました。今回は、食べログで一位になっている「池谷精肉店」に行きました。秋川駅からは徒歩で5分ほどの距離にあります。つけ麺が有名な店で、麺がうどんのように太いことが特徴です。私は「特つけそば(980円)」を食べました。大盛りが無料で、野菜も沢山盛り付けられています。もともと太麺が好きだったので、非常に美味しく頂きました。また、チャーシューの他に大き目のワンタンが4つほど入っていたのも嬉しかったです。

感想

今回は、東京サマーランドへあじさい鑑賞をしてきました。約3000株のアナベルが一面に咲くアナベルの雪山は圧巻の美しさで、これを見るだけでも行く価値があります。広い園内にはアナベル以外にも様々なあじさいが咲き乱れ、ゆっくりと散歩をするだけでも楽しいです。犬を連れている人も多いので、可愛い犬に癒されることもできました。アナベルは今が見頃ですので、是非行ってみてください。

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